[──]
では、読者のみなさんからお寄せいただいた質問のコーナーをはじめます。

[佐伯]
どうぞ、ぜひ。

[──]
チズさんのお手入れ法を本で読んでできればぜんぶやりたいんですが、すごく忙しく、できそうにありません。
チズさんのお手入れのなかで、
「最低限、絶対にこれだけ」というものはいったいどれでしょう。

[佐伯]
わたしは最低限のことしか言わさせていただいていないんです。

[一同]
(笑)

[佐伯]
もしも! もしも「これだけ」というんだったら、そうですねぇ‥‥「必ず落とすこと」。
お化粧を落として、ぬるま湯で2、3回でも洗うこと。

[──]
なるほど、まずは落とすこと。

[佐伯]
それで簡単でもいいからローションとクリームをつけて寝てください。
スキンケアは、肌の食事なんですよ。
お肌が空腹では寝られないし、次の日におなかが空いて、かさかさになっちゃう。
24時間って、みんな一緒です。
ひとりだけ36時間ある、なんてことはありません。
忙しいときも、みんな3分、5分の時間はあるでしょ?
要はその時間を見つければいいんです。
ローションパックは、トイレで座っている間でもできるんですよ。
「ながら」でできるように、私が考えたんですから。

[──]
ローションパックを実際にやってみてわかったんですけど、意外に簡単で、しかもつづけられます。
社内でローションパックしている人、たくさんいるんですよ。

[糸井]
だいぶみんなに流行ってるね。
パックって何分なの?

[佐伯]
3分間です。
ある雑誌の男性の編集長が、夜の12時になると、編集部の女性に
「みなさん化粧落としなさい」
「あとはローションパックして、 自由にしなさい」
と言うようにしたんですって。
そうしておけば、夜中まで仕事しちゃったときでも、帰ってすぐ寝られるでしょ。

[糸井]
うちの会社でもそうすればいいよ。

[一同]
(拍手)

[佐伯]
化粧がついてないと帰れないとか、ややこしいこと言わないで、ね?
眉がないのも気にしないでいいじゃない、帽子被って帰ったっていいでしょ?
それよりも、そんなに遅い時間まで化粧ついてないほうがはるかにいいですよ。
とにかく、わたしの言っている
「落とす、つける、寝る」は最低限。
あとはつづけることですね。

[──]
わかりました。
ありがとうございます。
(次の質問につづきます)

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