[──]
では、読者のみなさんからの質問コーナー、次に移ります。
45歳の女性からのメールです。
現在イギリスに住んでいます。
わたしは外に出るのが好きで、当然、顔も日焼けします。
いくら日焼け止めをクリームを塗っても、シミができるし、黒くなります。
外歩きが趣味なので、あきらめているんですが、外に出るときは、こうしたほうがいいというアドバイスがあれば教えてください。

[佐伯]
できるだけ太陽にあたらないようにしてください。
帽子かぶるとか、日傘さすとかね。
わたしは、この長袖の服をわざとちょっぴりゆるく作ってるんです。
日が差すときに、キュッと袖をのばして隠したいからです。
そうすると、手袋しなくてもいいでしょ?



[糸井]
その「妖精ルック」はそういう意味なんですね。

[佐伯]
そうなんです。
夏の太陽にあたる日には、濡れたガーゼのハンカチに冷凍した保冷剤を包んで持って歩きます。
汗を押さえるときに、濡れたもので押さえると化粧もはげないし、塩分もとってくれるので、肌にすごくいいんですよ。

[──]
濡れたもので?

[佐伯]
そうです。
ジッパーつきの小さな袋に、ガーゼと保冷剤を入れて持ち歩いてください。
会社に冷凍庫があれば、保冷剤を入れておいて、取り替えましょう。

[──]
わかりました。

[佐伯]
強い日差しにあたってしまった日のお手入れは、ふだんとちょっと手順を変えてください。
まず、ぬるま湯でさっと流して、それからクレンジングでしっかり落とします。
最後に冷たいタオルで冷やしましょう。

[──]
クレンジングの前に、ぬるま湯で。

[佐伯]
そう。まず沈静することが大事です。
水の最大の力って、沈静することなんです。
沈静した肌には、美容液などの成分も入っていきやすい。
穏やかに静かになった肌は、なんでもいうことを聞いてくれるんですよ。

[──]
ああ、だから、水の鎮静の力を使う
「ローションパック」なんですね。

[佐伯]
そう。ローションパックは必ずコットンを水に濡らしてくださいね。
(次の質問につづきます)

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