[タナカ]
みなさんね、ほら、クリエイター?
そういうお仕事じゃないですか。

[ボーズ]
カツキさんもね(笑)。

[タナカ]
やっぱり神経をつかうから、おなかに影響があるんじゃないですかね。



[ボーズ]
まあ、曲作ったりするときも、
「難産」とか言うよね。

[星野]
ああー、はい。

[ボーズ]
ひょっとしたら、連携してるのかもしれない。

[タナカ]
なにがですか?

[ボーズ]
いや、だからさ、オパールがするする出てるときは、歌詞もばんばん書けるとか。



[星野]
あー。

[ボーズ]
ってのはあるかも。

[浜野]
あるかも。

[星野]
やっぱり腸とか内臓の調子って、クリエイティブと関係あると思いますよ。

[ボーズ]
するするっていってるときはさ、何時間やってても平気だったりするから。
でもおなかがよわってると、
「あー、帰ろう」みたいな感じになるよね。

[タナカ]
ぼくは、オパールがするする出てるときは健康的な作品ができちゃう。

[ボーズ]
そう、そうね。

[星野]
あー、なるほど。

[浜野]
なるほどねえ。

[タナカ]
下してるときは、アンダーグラウンドが好きです。



[一同]
(笑)

[ボーズ]
それ、あるかも(笑)。



[タナカ]
おなかの調子がわるいときって、なんや、こう、作品がややこしいほうに傾きません?
アンダーグラウンド系に。

[星野]
あるわ(笑)。

[ボーズ]
4曲分が1曲になっちゃった、みたいな。

[浜野]
要素が多すぎる(笑)。

[ボーズ]
要素が多すぎて、わかりにくい曲に。
っていうのはあるかもしれない。

[タナカ]
だからやっぱり、文学者にも多いんじゃないですか?

[一同]
ああー。

[タナカ]
下りやすい人は。

[ボーズ]
そう思いたい部分ありますよね。

[タナカ]
あります。
文学者たるもの、下っていてほしい。

[ボーズ]
芥川龍之介とか、どうだったんだろう?

[タナカ]
芥川が、きれーなオパールしてたらガッカリだよ!



[一同]
(笑)

[ボーズ]
太宰治もね。
『人間失格』とか書いてる人は、ずっと下しててほしい。

[タナカ]
でも夏目漱石は、きれいに「すとん」でいいと思う。

[一同]
はい、はい。

[星野]
たしかにそんな気がする。

[タナカ]
なんや、
「ぼっちゃん」言うてるし。



[一同]
(手をたたいて爆笑)

[星野]
上手い(笑)。
なにそれ、すごい、すごい!

[ボーズ]
今の完璧ですよ(笑)。
パーン!って、シュートが入った。

[タナカ]
‥‥今のは、大きめの字でお願いします。

[ほぼ日]
わかりました(笑)。

[タナカ]
あと、演劇も。
ぼく昔ね、演劇をやったんですよ。
ちょっと知りあいの劇団に参加して。
そのときに、えらいテンション高い役者さんがいてはったんです、男の人。
その人ね、いっつも、いっつもですよ? 本番直前になると、オパールに行ってまう。
もう、本番やのに、ほんでぼくら、オパール待ちや。

[ボーズ]
えー(笑)。

[タナカ]
舞台監督の人が、
「オパール待ちで開演10分押しです」
とか毎回、走り回ってる。

[星野]
あー。

[タナカ]
そんなん役者として致命的でしょ?
すっごいテンション上がってんのに、さあ本番!ってなったら。
オパール行きよんねん。



[星野]
それ、すっごいわかります。

[ボーズ]
わかるんだ。

[星野]
ぼくステージで何度も、もれそうになったことありますよ。

[タナカ]
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