第22回更新


「母をたずねて三千里」の主人公マルコが向かう地名を「アルデンテ」だと思い込んでました。
ある日姉に
「それは、スパゲティのちょうどいい堅さのことやん」
と言われました。うん確かにそうだ。
(じゅんじゅん)


だははははは。のっけから、なんだこりゃ。


島国は、ひょっこりひょうたん島のごとく、海の上にプカプカと浮いているのだと思っていました。これは高校生くらいまで信じて疑わず、潜水艦で潜れば下を通って太平洋と日本海を行き来できるのだと思っていました。高校の理科の授業で発覚し、思わず手を挙げて先生に質問してしまいました。
(リロ)


「日本ひょうたん島説」はけっこういろんなかたが提唱されているのですが、「下を通れば太平洋と日本海を行き来できる」という田中角栄ばりの壮大な計画を夢見ていたのはこの方だけでした。


外国に行ったら,名前が変わると思っていました。自分は、外国にいったら「ルーシー」なのか「エリザベス」なのかはたまた「マリアン」なのか、知りたくてたまらず親にしつこく聞きました。
(ゆっけ)


「外国に行ったら名前が変わると思ってた」人はほかにも何人かいらっしゃったのですが、「ルーシー」なのか「エリザベス」なのかはたまた「マリアン」なのかと具体的に厚かましく夢想していたのはこの方だけでした。


わたしがまだ小学生だったころ、月の満ち欠けを勉強していたときのこと。教科書を読みながら「上弦の月‥‥下弦の月‥‥」などと覚えていたら、横で見ていた母が
「へぇ〜。お母さん、月って 一晩で全部の形になるんだと思ってたわぁ!」
と発言しました。小学生ながら、自分の二倍以上生きている人のテキトーな思い込みに驚愕しました。
(そんなバカな)


母にしてみりゃ、毎日が、皆既月食♪


お父さんとお母さんが知らないことはないと思っていました。父が私の高校の数学の宿題に頭を抱えているのを見たときの失望感は一生忘れないと思います。
(きのうえ)


あいたたたたたた。


高校3年生になるまで好きな女子の首筋を好きな男子がちゅ!っと噛むとそこからプチンと卵がお腹に落下して子供ができるんだと思っていました。10時過ぎのドラマはなかなか見せてもらえない家で育った私。オトナなドラマの夜のシーンでチューして首にもチューして‥‥でそこから先を見たことがなく、今思えば学校でちゃんと教わっていたはずなのですが「そこから先」は「ただ深い付き合いが出来る仲」なだけで本当は首に卵があってそれが奇跡的なことになる神秘なんだー!と思っていました。かんつがいって、どうしてひとりで裏づけを取れちゃうんでしょうね。思い込みって、すごいパワーですね。
(ぴぴ)


ああ、なるほど、たしかに!オトナなドラマの夜のシーンは、チューしたあとに首にチューして、あとはホワンホワンホワン‥‥だわ。それは、あれだな、突き詰めていくと、ベッドシーンにおける俳優さんの選択肢の少なさというか、手詰まりというか、手持ち無沙汰というか。


テレビなどから聞こえる音での「イトイシゲサト」さんと、文章中などに見る「糸井重里」さんは別人で、前者は男性、後者は女性だと思い込んでおりました。どうやら、「糸井重里」さんは、「糸井重 里」に勝手に脳内変換し、「サト」さんという女性だと思っていたようです。「糸井重」って変わった苗字だなぁ、なんて読むんだろう? 沖縄あたりの出身の人かな?なんて思っていたようです。
(y2k1964)


「糸井重里」さんは群馬あたりの人です。「ほぼ日」は「ほぼにち」と読みます。


前へ 次へ


目次へ    
友だちに教える
感想を送る
ほぼ日のTOPへ