第23回更新


「人は右、車は左」と言うけれど、正しくは「車は真ん中、人は両端」じゃないか、と子どものころからずっと思っていました。自動車教習所に通い出し、路上研修に出た瞬間、「左側通行とはこういうことだったのか!」とその意味をはじめて知りました。21歳になっていました。
(おとぎや)


「車は真ん中、人は両端」!たしかに!おまえは一休さんか。


中学生くらいまで「薮から棒に」という言葉は「ヤブカラボウニー」という英単語だと思ってました。「いきなり〜する」みたいな意味合いの。サザエさんでフネさんがお父さんに「なんですか、薮からぼうにー」と語尾をのばしてたのが発端だと思うんです。人のせいにするのもアレですが。
(あきこ)


「やぁ、こんにちは」
「はい、どうもこんにちは」
「郵便局へ行くにはどうすればいいんですか?」
「あ、私もそっちへ行くところだから連れて行ってあげましょう」
「これはどうも、ご親切に」
「こっちです。まず、ここの角を曲がって‥‥おや? なんです、そのピストルは?」
「‥‥騒ぐな。金を出せ」
「なんですか、ヤブカラボウニー!」


高校生くらいまで信じていました。女子には「生理」があり、男子には「ぢ」がある。ある日、「なんかここのところ『ぢ』気味なのよね〜」という母の言葉に衝撃を受け、よく調べてみたら、もっと衝撃!あー、なんて不公平。
(男女平等)


けっきょく、「不公平」という結論なのがおかしいですね。ところで「痔」は「じ」でいいんですよ。


二十歳そこそこまで、軽自動車は「K自動車」だと思ってました。なにかの略だと、さして疑問にも思わず。もちろん燃料は、「K油」
(ちかティ)


桑田K祐。KスバイKス。


子供の頃、レコード針は、縫い針の先っちょを切ってくっつけたものだと思ってました。
(いせっこ)


いいわー。くちずさみ世代かな。


私は、サッカーのオウンゴールのことをずっと恩ゴールだと思っていました。だってほら、相手チームからしたら点入れてくれてありがとうじゃないですか。
(forten)


「オウン」という英単語の概念が日本語とぴったりこないことが原因ではないかと。


某新聞の4コママンガ、『こぼちゃん』の作者をずーっとさだまさしさんだと思っていました。新聞を見ながら「さだまさし、2足のわらじスゴイねー」と言う発言を親戚の前でして、間違いが発覚。たしか、中1だったと思うのですが‥‥。
(てか)


正しくは、植田まさしさんですね。植田まさしさんも、「まっさん」ですね。


私の「かんつがい」は、中田喜直さん作曲の『雪の降るまちを』と石川さゆりさんが歌う『津軽海峡・冬景色』を一つの曲だと思い込んでいたことです。雪の降るまちを〜  雪の降るまちを〜想い出だけが 通りすぎて行くあぁ〜 津軽海峡冬景色〜〜♪兄も姉もこう歌っていたので、親の仕業か?暗いメロディーながら、いい感じでコンパクトにまとまっていると思うのですが。
(ナオ)


でも、それだと、雪の降る町が海の中にあることになっちゃうよ。


子供の頃、隣に住んでいた大家のおじいさんが入れ歯を外して洗っているのを見て、家に帰ってこっそり自分の歯を引っ張ってみました。でも外れなかったので、おじいさんおばあさんになったら歯が外れるようになるんだとずっと信じていました。
(ある意味合ってる?)


うん、ある意味あってる。


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