第30回更新


結構いい歳になるまで、ルパン三世に出てくる「とっつぁん」こと銭形警部はルパンの本当のお父さんだと思っていました。
(複雑な家庭環境)


いや、もう、ほんと、いろんな「かんつがい」があるよね。もう、その雑多さにびっくりする。それはそうとさ、じつのお父さんのことは逆に「とっつぁん」って言わないんじゃ?


クルム伊達公子の「クルム」は、一度テニスをやめた人という意味だと思ってました。旦那にもそう教えていました。聞くともなく聞いていたテレビで、そう言ったように聞こえたんだよねー。
(もう40さい)


「聞くともなく聞いていたテレビで、 そう言ったように聞こえた」。そういった理由で、世の中の「かんつがい」は生まれる。


童謡の「たき火」を耳で覚えからでしょうか。子どものころから、二十代前半まで「あたろうか あたろうよ」の部分をずっと、母親が「阿太郎か?」と尋ねて息子が「阿太郎よ」と返事しているのだと、思っていました。
(purapura)


垣根の、垣根の曲がり角。たき火だ、たき火だ、落ち葉焚き。母「阿太郎か?」息子「阿太郎です」‥‥‥‥おかしいだろう、これは。なんか、唐突すぎるだろう。


結婚数年目の真夜中、夫に叩き起こされて「今、おならしたよね?」と。女はおならをしないとなぜか信じていたようです。
(しん)


逆にいうと、結婚後数年間はしてなかったんですね。


子供の頃、路線バスのアナウンスの女性はバスによって声が違うし、タイミングもバッチリだったので、天井裏で寝ころんで放送しているんだと思っていました。格好を想像したりしながら、降りてくるときは、運転士さんと談笑したりしてるんだろうなと想像してました。
(gure)


これ、意外に、何人かいらっしゃいました。「天井裏で寝転びながら」というところまで共通しているのがおもしろいですね。


私は小学校で反比例を習ったとき、正式名称が「はんぴれい」などというふざけた読み方のはずがない、本当は「はんひれい」なのに、先生がそう言った方がおもしろいから、わざと「はんぴれい」と言っているんだと思っていました。大学生ぐらいまで「はんひれい」が正式と思っていました。今でも「はんぴれい」と言うのに若干の抵抗があります。
(「ぴ」って音がへん)


子ども心に「ぴ」が許せなかった。ああ、そのかたくなな無垢。


学生時代、就職活動をはじめた時に「シンクタンク」は「シンク」と「タンク」をつくる金物屋カテゴリだと思っていました。「メーカー」という業界区分に収まらないなんて意外に事業規模がでかいんだな、とむしろ感心していました。そのため、コンサル志望だったのに「なんとか総研」の企業が志望リストに上がることはありませんでした。
(N)


ていうか「シンクタンク」がわかりづらすぎるんじゃないか?いまだにうまく説明できないぞ、「シンクタンク」って。


お荷物は「おにもつ」と「おみもつ」の2種類があって「おみもつ」のほうが軽いものに使うと思ってモノによって言葉を使い分けていました。
(j)


もう、こういうのが、おもしろくてしょうがないんですよ。なんでこうなるのかと。いつからこうなってたのかと。なぜ、そうする必要があるのかと。もう、こういうのがおもしろくてしょうがないんですよ。


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