謹賀新年。
迎春のお祝いをこめて
元日から、
バターケーキです。
生クリームたっぷりも
むろん、大好きなのですけど、
バタークリームは。。。
特別です。
存在として。
こっくりと濃厚な風味も、
どっしりと重めな食べごたえも、
簡単には溶けないかたくなな感じも、
すべて、好ましく。
中身は、こんなふうに
シンプルです。
プラムなどの入った
少しスパイシーなスポンジに
バタークリーム。
この二つが
しっくりと調和して、
お互いを引き立てていて
二つとも、主役
以上。
といった感じです。
昭和の誕生日ケーキといえば
バタークリームが主流だったように
記憶していますけれど、
近年また復刻の兆しとか。
嬉しい限りです。
あぁ、いつまでも
見ていたい、
バタークリーム。。。
お正月から、
少しヘンですか?
できれば懲りずに、
今年も
マリーな部屋でお会いしましょう。
このケーキは
「なつかしのバターケーキ」といい、
『西洋菓子舗 不二家』というお店で
販売されたスペシャルなケーキです。
不二家‥‥といえばペコちゃんのあの不二家、
1910年創業の老舗の洋菓子店、なのですけれど、
『西洋菓子舗 不二家』のショップは
全国に5店舗のみ。
不二家のなかでも特別なラインなのだそう。
「プレミアム生ミルキー」や「ペコちゃん人形焼」、
「プレミアムミルキーバターサンド」などを展開、
また切り株模様のキャンディ
「ノースキャロライナ」の復刻版など、
昭和うまれの世代の心に響くアイテムを
手がけています。
さてこのバターケーキ、
プラムとラムレーズンを混ぜて焼いたパウンドケーキに
バタークリームをはさみ、
うーんとシンプルでうつくしい
デコレーションをほどこしたもの。
昭和を思い返すと、
ここに真っ赤なドレンチェリーや
銀色のアラザンがあしらわれていたり、
あるいはバタークリームじたいに
うすいピンクやブルー、グリーンなど
色がついていたものもあったように思うのですが、
それを控えて「純白」にしたことが
うつくしさを際立たせているように感じました。
残念なことにこのケーキ、
期間限定の販売で、現在は完売とのこと。
不二家さん、またぜひつくってくださーい!
(バターケーキに目覚めたかもしれない「ほぼ日」武井)