11月2日(火)AM11:00まで受注販売中!

『MOTHERの品質』たいせつにつくっています。 凸版印刷 レプリカ・スクリーン・シリーズ『MOTHER』 サンクスギビング/マジカント/ホーリーローリーマウンテン

『MOTHER』シリーズのグラフィックは特別です。
ファミコンの、スーパーファミコンの、
ゲームボーイアドバンスのドット絵は、
独特のエッジと発色とデザインで、
それ以外にない美しさをうみだしています。

ひと目見て『MOTHER』とわかる
あのグラフィックをきちんと部屋に飾りたい。
目指したのは、ゲームスクリーンを切り取って、
そのまま部屋の壁に飾ること。
にじまず、くすまず、パキッとした鮮やかさで。

それを実現してくれた
凸版印刷プリンティングディレクターの高本晃宏さん、
トッパングラフィックコミュニケーションズ
プロダクトディレクション課長の簑田憲一郎さんに
お話をうかがいました。


04
印刷はデジタル、
作りかたはアナログ。

──
今回、SとLのふたつのサイズで
作りましたが、
絵の見えかたに違いはありますか?
高本
基本的には同じです。
でも、Lサイズはドットのひとつひとつが
大きいぶん、
細部が見やすいというのがあるかもしれません。
簑田
確かに。
でもSサイズのほうも、
ぎゅっと凝縮されている感じが魅力的です。
これも、みなさんの記憶の中にあるものですから、
見る人によって違う印象を持たれるかもしれませんね。
──
とすると、飾る場所のスペースに応じて、
サイズを選んでいただくのがいちばんですね。
高本
そうですね。
ちなみに、色の出かただけで言いますと、
SサイズとLサイズは
まったく同じ色で刷られています。
CMS(カラーマネジメントシステム)という
ソフトウェアがありまして、
色を完璧にコントロールすることができるんですね。
──
ということは、
ちょっとした個体差もないわけですか?
簑田
ないですね。
何枚でも、まったく同じ色で刷れますので。
──
じゃあたとえば、
いまから10年後に刷ったとしても……。
簑田
10年前に刷ったものと、
同じ色で印刷できます。

▲左がLサイズ、右がSサイズ。細かく見ても、色合いは同じ。
これこそ凸版印刷が誇る、思った通りの色を寸分の狂いもなく出せる技術の賜物。

高本
本来は、印刷機械ごとに
色の再現性が異なっていますから、
刷るたびに色も成り行きで変わってしまうんですね。
それを防ぐため、
オペレーターが印刷機の横に貼りついて、
校正紙を見ながらなるべく同じ色になるように
合わせていくんです。
その工程を自動化したのが、
先ほど申し上げたCMSという技術で。
これを使えば、たとえ違う日に刷ったとしても、
もっと言えば、
他社の工場の印刷機で刷ったとしても、
自動で同じ色が出せるんです。
そのために、機械ごとの特性を調べて
プロファイルを作り、
さらに、キャリブレーションと言うんですが、
機械の状態がどうなっているかを毎日調べて、
ずれていれば調整しています。
──
ピアノの調律みたいに。
高本
ああ、そうですね。
正しい色を出すための調整ですから、
とても近い感覚です。
これもデジタル印刷ならでは、ですね。
──
1枚を刷るのに、
だいたいどれくらいの時間がかかるんですか?
高本
10分くらいで1枚刷れます。
それよりも、今回のは複製画としても
初の手法でしたから、
仕様を固めるまでにたっぷりと時間をかけました。
素材や機械を吟味したり、
市場調査をしたり、
作ったサンプルを社内の20人くらいに見せて、
意見を交換し合ったり。
──
仕様が決まったあとは、スムーズでしたか?
高本
はい。
でも今回使っているアリンダというフィルムは、
機械で扱うのが本当にたいへんなんですね。
と言うのも、
触ったときにとても傷がつきやすいんです。
──
繊細な素材なんですね。
高本
ですから、
どうしても手作業をせざるを得ない
パートが多くて。
機械にフィルムをセットするのも
1枚ずつ手でやっていますし、
断裁するのも1枚ずつ手でやっています。
──
断裁も手で?
高本
はい。カッターを持って、
こう、ガーッと1枚ずつ切っているんです。
あと、額縁にセットするのも
もちろん手作業ですから、
たくさん申し込みが来てほしいと思う反面、
本当にたくさん来てしまうと‥‥。
──
ハンドメイドのパートが、
ものすごくたいへんです。
高本
そうなんです(笑)。
しかも、アリンダはふつうの紙と違って硬いから、
すぐにカッターが刃こぼれしちゃうんですよね。
簑田
印刷部分はデジタルでスマートなんですけどね。
全体的には手作業が多くて、
じつはだいぶアナログな作りかたをしているんです。

(おしまいです。ありがとうございました)

2月25日(木)AM11:00発売!

レプリカ・スクリーン・シリーズ『MOTHER』
サンクスギビング

レプリカ・スクリーン・シリーズ『MOTHER』マジカント

レプリカ・スクリーン・シリーズ『MOTHER』
ホーリーローリーマウンテン

Lサイズ:37,400円(税込・配送手数料別)
Sサイズ:16,500円(税込・配送手数料別)

[素材]
PET、木、アクリル、アルミ、ステンレス、コットン

[サイズと重さ]
Lサイズ

・赤/黒
サイズ:縦660×横660×奥行20mm、重さ:2,700g

・ナチュラル
サイズ:縦635×横635×奥行35mm、重さ:2,400g

Sサイズ

・赤/黒
サイズ:縦360×横360×奥行20mm、重さ:910g

・ナチュラル
サイズ:縦335×横335×奥行35mm、重さ:720g

※赤、黒の額と、ナチュラルの額では仕様が異なるため、
サイズ、重さも若干異なります。


NEWS
サンプル展示のご案内。

受注期間中、TOBICHI東京TOBICHI京都
渋谷PARCOカルチャん
10月21日(木)から開催する
梅田ロフトのイベント「『MOTHER』のひろば」にて
サンプルを展示します。
実物を見てから購入したいというかたは、
どうぞ足をお運びください。

※スペースの都合で、
すべての種類を展示していないときもあります。

※お申し込みはWEBページの「MOTHERのおみせ」にて承ります。