朝のトースト、お昼のサンドイッチ、
料理に添えられたバゲットなど。
三度の食事はもちろん
そうじゃないときにもパンが食べたくなる。
次の食事までのつなぎとして
食後のデザートとして、時には〆として
ふとパンが食べたくなる。
近所に美味しいパン屋さんがあるというだけで
その町のイメージがよくなる。
公園や図書館、学校や市役所、商店街はもちろん
パン屋さんも町の風景を形どっている。
白河には山田パン。
郡山には大友パン。
もしこの町に住んでいたら
きっと学校の帰りに、仕事の休み時間に
ここにパンを買いに走るだろう。
ご近所に愛されるパン。
遠くで暮らす友達にその味を説明したくても
なかなか上手く伝えられないその土地だけのパン。
福島のそれを食べて地元のパンの味も思い出す。