ボールペンで絵を描く中村隆さん。
ひたすら点をうち、ひたすら線をひき、
カラフルで心地よい世界を
フリーハンドで描きだします。
どうやったらこんな絵が描けるのか、
ちょっと気になりませんか?
そこで、日々の作品づくりのようすを、
3ヶ月ほど連載してもらうことにしました。
中村さん、よろしくお願いします。
中村隆(なかむら・たかし)
画家、イラストレーター。
1976年、新潟県生まれ。
98年日本デザイン専門学校卒業。
以後、フリーのイラストレーターとして活動しながら、
定期的に個展をひらいて作品を発表している。
作品は「Ondo online store」などで販売中。
#13
母の部屋
- 実家の母の部屋を描きます。
散らかってるほどではないけれど、
すこしゴチャゴチャしています。
たくさんものが置いてあるので、
ひとつひとつを区別できるように
描き方も使う色もすこし多くなりそうです。 - イラストの仕事の絵は
相手の希望あっての絵ですが、
個展の絵は自由なので、
自分の描きたいものをいつも描きます。
とくに自分の場合は、
身近なものを記録しておきたい気持ちがあるので、
そういう絵が多いです。 - 昔の写真を見たときのような、
忘れていたけど、
そんな場所、そんな時間だったなぁ
とかを思い出せるような
絵を描きたいと思っています。 - 大きい絵を描くと
小さい絵が描きやすくなると、
昔、誰かに聞いたことがあります。
確かに前回、大きめの絵を描いたので、
絵がミニチュアっぽく感じます。
気のせいでしょうか?
(次回は7月15日に更新します)
2022-07-12-TUE