ボールペンで絵を描く中村隆さん。
ひたすら点をうち、ひたすら線をひき、
カラフルで心地よい世界を
フリーハンドで描きだします。
どうやったらこんな絵が描けるのか、
ちょっと気になりませんか?
そこで、日々の作品づくりのようすを、
3ヶ月ほど連載してもらうことにしました。
中村さん、よろしくお願いします。

>中村隆さんプロフィール

中村隆(なかむら・たかし)

画家、イラストレーター。

1976年、新潟県生まれ。
98年日本デザイン専門学校卒業。
以後、フリーのイラストレーターとして活動しながら、
定期的に個展をひらいて作品を発表している。
作品は「Ondo online store」などで販売中。

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#14

生活感のある風景

 
部屋の絵のつづきです。
スマホのカメラが壊れて、
画面がときどき赤っぽくなったりします。
すみません‥‥。
赤、青、水色、茶色、オレンジ、
緑、黄緑、黄色、黄土色、
ピンク、黒、グレーの12色。
だいたいこのくらいの色数で、
いつも絵を描いています。
数えると多いような少ないような。
子供のクレヨンセットくらいですね。
あとは描き方、点や線、点線、
網線、線の向き、模様的なもの、
隙間を開けたり、間隔を詰めたり、
絵の中でそれぞれ違いを
出して合わせて絵にしていきます。
色数の制限がある分、
描き方でいろいろ工夫する感じです。
でも、制限がある分、
細かく色を考えなくていいところもあります。
この絵で、一番描きたいと思ったところは、
すこしからんだ電化製品のコードです。
なんだかそういうのに生活感というか、
人の気配や暮らしみたいなものを
自分は感じるようです。
いまのスマホ、
もう6年くらい使っているので
思い切って機種変しようと思います。
次回から新しいスマホで撮ります。
ギガやストレージやWi-Fiとかが本当にわかりません。
フォトショップももうすこし使えたら、
仕事が早くなるのになぁとよく思います。

(次回の更新につづきます)

2022-07-15-FRI

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