2020年、ほぼ日は、はじめて
インターン募集に取り組みました。
はじめての試みでしたが
結果として5名のインターン生が、
約束のインターン期間を終え、
卒業後の入社を予定しています。
はじめてのインターンを振り返り、
採用担当の趙・藤野と、
清水・白神・宮・南・西村という
5名のインターン生が、
期間中どんな仕事をしていたのか、
うれしかったこと、
とまどったこと、学んだこと‥‥
率直に話し合いました。
司会とまとめは、ほぼ日奥野です。
第4回
長いというより、濃ゆい体験。
- ──
- じゃあ、最後。西村さんお願いします。
- 西村
- わたしは、はたらくことにたいしては
なんとなく
ネガティブなイメージが強かったんです。 - 無味乾燥で、パワハラで、みたいな(笑)。
今から思うと、
偏った卑屈なイメージばっかりで。
- 藤野
- そうなんだ。
- 西村
- そういう状態で就活していたんですが、
たまたま
ほぼ日のインターンのページを見つけて、
明らかに、
他の会社とはちがう空気を感じて、
おもしろそうだと思って、応募しました。 - そしたら、まず、
敦子さん(=藤野)からとどくメールが、
企業の採用担当というより、
仲のいい先輩と話してるような距離感で。
- 藤野
- はは(笑)。
- 西村
- それまで「就活」とか「はたらく」とか、
漫然と怖かったんですが、
なんと言うんでしょう、安心感があって。 - ですので、今回インターンをやってみて
大きかったのは、
やはり「安心できたこと」だと思います。
- ──
- はたらくということに対して。
具体的には、何をやってたんですか。
- 西村
- 商品事業部で主にアパレル関係などで、
お手伝いをさせていただいていました。 - 伊藤まさこさんのweeksdaysですとか、
〈O2〉ですとか、
太田(有香)さんや
(平野)さゆりさんにいろいろ教わって、
モデルさんの撮影にも、
たくさん連れて行っていただきました。
- 藤野
- どうでした、撮影の現場って。
- 西村
- じつはわたし、
まったく洋服に詳しくなかったので、
アパレルのチームに配属されるとは、
思ってもみなかったんです。 - 本当に自分でいいのかと思いながら、
モデルさんに傘を差すみたいな‥‥。
- 趙
- いいなあ(笑)。
- 西村
- 想像もしなかった世界がありました。
- ──
- 現場の仕事って緊張しますよね。
- とくにはたらきだしてすぐのころは、
先輩もいるし、外の人もいるしで。
- 西村
- はい、いまだに緊張していますけど、
マイナスな感情は、
もうほとんどなくなってきています。 - はじめのweekdaysの会議のときに、
伊藤まさこさんを
お部屋にご案内する係に任命されて。
- ──
- 大役じゃないですか。
- 藤野
- 緊張するよね、きっと。
- 西村
- はい、こんな、ただの大学生の私が
お迎えに上がっていいの!?
と思って緊張したんですけれど‥‥。
- 趙
- 初々しい(笑)。
- 西村
- 伊藤さんが、すごくフレンドリーに
「もう、どれくらいなの?」とか、
「慣れた?」とか、
いろいろ話しかけてくださって‥‥。 - はたらくってすごい、
自分がおびえたりさえしなければ、
うれしい機会が、
どんどんやってくるって思いました。
- ──
- 入社前に、それがわかっただけでも、
すごいことですよね。
- 西村
- 先輩たちが、伊藤さんや、
モデルさんや、スタイリストさんなど
はじめましての方も含め
どんな方とも仲良く話してらっしゃって
すごいなあと思いました。 - とにかく、太田さんとさゆりさんが
カッコよくて、
あんなふうになるには‥‥と、
思いながら、いまは、やっています。
- 藤野
- すばらしいです(笑)。
- 西村
- 外苑前の社屋では、
インターン生の席が固まってたので、
そこで話せたのも、よかったです。 - 全員バラバラの仕事をしていたので、
空いた時間に、
みんなの話を聞くのがおもしろくて、
「かばん持ちって何やるの?」とか、
デザイン出身の人って、
こんなに上手な絵が描けるんだとか、
読みものとか、システムとか‥‥。
- 藤野
- 苦肉の策だったんですけど、
怪我の功名みたいに、なりましたね。 - あの、受付前の席。
- 趙
- 前の社屋は手狭になっていたので、
しかたなく、
受付前に席をつくったんですけど。
- ──
- おしゃべりの場がうまれた‥‥と。
- ここまではたらいてみて、
ほぼ日って
どういうところだと思いましたか。
- 西村
- とにかく「枠」がないんだ、
責任を持ってやれるなら、
やりたいことはやっていいという
そういう社風を感じました。
- 藤野
- うん、うん。
- 西村
- しかも、まわりの先輩や仲間が、
その気持ちを、応援してくれます。 - だから
「はたらくって、楽しそうかも」
ってわかったことが
このインターンを経験できて、
いちばん、よかったところです。
- ──
- なるほど、ありがとうございます。
- と‥‥こういうようなみなさんが、
今年、
またいらっしゃるってことですね。
- 趙
- そうなんです。
- 南
- 私は「同期がいる」ということが、
とってもよかったと思います。 - 西村さんも言ってましたけど、
ぜんぜん別のことをやってる仲間が
1つのテーブルをシェアして、
いま考えてることを話したりとか、
「これ、どう思う?」って、
相談とかにも乗ってもらったりとか。
- 藤野
- 会社によっては、
インターン生同士でライバル視したり、
そういうケースもあるけど、
みんな本当に仲よくなってくれたよね。 - でも、必要以上にベタベタせずに、
節度を保った仲のよさで、
この距離感も、
ほぼ日の社風と同じだと思います。
- 清水
- はじめて顔を合わせたときから、
すごくお互いが心配りをしていたり、
分野もバラバラだから、
私の知らないことに、詳しかったり。 - あのテーブルで、
他のインターン生から学んだことも、
たくさんあると思います。
- ──
- その点、宮くんは、
他のみんなとは入り口がちがうけど、
その集まりには、混ざってたの?
- 宮
- はい、みんなより前からいたので、
じゃっかん、
なんとも言えない距離感があって、
行っていいのかなみたいな(笑)。 - でも、みんなを知っていくうちに、
同い年に、
こんな人もいるのかあって思うと、
びっくりするし、
ライバル視ではないですけど、
こんなにすごい同期がいるのなら、
自分もモタモタしてらんないって、
たくさん刺激をもらってました。
- 藤野
- おお~(笑)。
- 趙
- 結局、コロナウィルスのことで
インターン期間が予定の半分くらい、
3カ月半になりましたけど、
どう? やっぱり長かった?(笑)
- 南
- 長いとは思いませんでしたが、
体感的に「濃ゆいな」と思いました。
- ──
- 長いというより、濃ゆい(笑)。
- 白神
- エネルギーは使いましたけど、
あっと言う間だったような感じです。
- ──
- そういえば、みなさん、
人によって、この4月に入社の人と、
来年4月に入社の人がいる‥‥
んですよね、たしか。
- 趙
- そうなんです。
- 南さんと西村さんは来年4月だから、
もしかしたら、
ここのインターン生の同期の他に、
新入社員の同期もいるかもしれない。
- 藤野
- ねー、本当ですね。おもしろいなあ。
2種類の同期がいるって。
- 南
- ふたつを繋ぐ、かけはしになります!
- 趙
- はい、お願いします(笑)。
- ──
- じゃあ、趙さん、締めで言いますか。
なにか、それらしいことを。
- 趙
- わたし?(笑)
- ──
- あなた。
- 全員
- (笑)
- 趙
- わかりました。
- まず、今日のお話を聞いていたら、
頼もしいメンバーが入ってくるなと、
あらためて、うれしくなりました。
- 藤野
- 本当ですよね。
- 趙
- いまのままの関係性を大切にして、
もっともっとおもしろいほぼ日を、
つくっていってほしいと思います。 - ほら、この会社って、
決まりきった「型」とかはないし、
ヤブを切り拓いて突き進む‥‥
みたいなところが、あるじゃない。
- ──
- ‥‥ヤブ(笑)。
- 趙
- すみません、
ちょっと表現がわるかったんだけど。
- ──
- でも、そうですよね。
- 良くも悪くも‥‥だとは思いますが、
個人的には、
そういうところがおもしろいと思う。
- 趙
- そうそう、だから、
そういうヤブの切り拓きのお仕事も、
みんなで協力して、
ぜひ、楽しんでほしいなと思います。
- ──
- 新しいコンテンツや商品を、ぜひ。
- 趙
- はい。それではひきつづき、
どうぞ、よろしくおねがいしますね。
- 全インターン生
- よろしくおねがいします!
- ──
- そして、また、今年のインターンでも
ここにいる1期生みたいに、
いい人に出会いたいってことですよね。
- 藤野
- そうです。次も、楽しみです。
- 趙
- たくさんの人に興味を持ってもらって、
ご応募いただけたら、うれしいなあ。
(おわります)
2021-02-09-TUE