2023年の春に受注販売のかたちで、
『MOTHER2』ファンのもとへ届けられた
「マニマニのあくま」について、
アンケートの結果と再販の情報を引き続きお伝えする。

「前編」をまだ読んでない人は、
ぜひそちらから先に読んでいただきたい。

>「前編」はこちら

 

さて。

「マニマニのあくま」を
ご購入いただいた方へのアンケートで
私たちはこのような質問もしていた。
なんというか、ちょっと勇気のいる質問だ。

 

だって、商品の名前が名前だからさ。
いくら糸井重里直筆の
「封」シールが付属しているとはいえ、
やっぱちょっと気になるではないですか。

この質問の回答は自由に筆記する形式だったため、
じつにさまざまな回答が寄せられた。
たくさんの回答、ありがとうございます。
印象的なものをどんどんピックアップしていこう。
すべてが掲載できず恐縮です。

 

彼氏ができました。
（きりん）

あっ、それはよかった！
マニマニのおかげということにしておこう！

 

彼氏ができて、別れました！
（いじわる）

あっ、えっ、むむっ、
ええと、まあ、いろいろあるさ！

 

整骨院を経営しておりますが売上が安定しました。
もう手放せません。
（ささきささ）

ほらほら、マニマニのちからですよ！
でも、そういうことを本気で言ってると、
なんとか法違反みたいになりそうだから、
それはあなたの整骨の技術のおかげです、
と言っておこう。

 

人生がうまくいっている気がする。
（まんちょす）

うん。効果としては、このくらいがいい。

 

部屋に訪れた人が、
マニマニのあくまを見た際に反応してくれるので、
隠れMOTHERファンを見つけることができる。
（ラビソフト）

これは、ほんとの効果ですね。

 

肩こりが軽くなった気がします。
上に飾って見上げる回数が増えたからでしょうか？
（jaja）

あ、これも、オカルティックな話じゃなくて、
物理的な効果ですね。

 

自宅のトイレにMOTHERグッズを展示しているのですが、
マニマニのあくまを飾って以来、
お通じが良くなりました！
（はしのさと）

どういうわけか、快便報告は多かった。
あと、トイレに飾ってる人も多かった。

 

リビングに飾ってから、
蚊や羽虫が飛んでくるのが減った気がする。
（zurao）

ごめん、これ、めっちゃ笑った。

 

買ったその日から
もともと良かった夫婦の仲が更に良くなった。
（パプー＆ション）

お、ノロケやがって！

 

ムーンサイドのような夢を見ることが何回かあった。
翌朝、飾っているマニマニのあくまを見ると
向きが少し変わっていた。
（ぎんどけい）

怖い、怖い、怖い。やめてやめてやめて。

 

Apart from a sudden urge to paint my house blue,
things have been pretty normal.
（Jeff）

Guess everything’s fine, then!

 

４歳になる息子（双子）が
毎朝「おはよう！」と
マニマニのあくまに挨拶するようになりました。
（あさのになりきれないあさの）

それは、まあ、よいことですよね？

 

ラーメン屋を経営しています。
そのお店にマニマニの悪魔を置いているのですが、
げんえいマシーンとしてのチカラのおかげで
なかなか繁盛しています。
（ryo39）

入ったラーメン屋さんに
マニマニのあくまが飾ってあるの、
なんかいいですね！

 

愛鳥がマニマニのあくまを気に入っています。
（反射するのが楽しいらしい）。
鳥をも魅了してしまう力があるのですね。
（なつこ）

蚊や羽虫は寄せつけず、鳥は魅了する。

 

ゲームにおける悪の象徴。
常に目に見えるトコに置くことで、
思い出を再現するだけでなく、
悪い自分がいることを常に自覚することができる。
そうすることで、身の回りの全てに
感謝することが出来るのです。
（すはな）

なんか、もっとも、
ゲーム中のマニマニっぽい効果のような‥‥。

 

テレワークの際、オンライン会議のカメラに
映り込む場所にわざと飾っています。
打合せの相手に幻影を見せてくれていることでしょう。
（ぴら）

リモートの会議のときに映り込ませる、
という意見はけっこう多かったです。
気づいた人、なんか言いたいだろうなあ。

 

子供の頃、マニマニのあくまが欲しくて
紙粘土で作って飾っていました。
まさか本物を手に入れることができる日が
来るとは思ってもいなかったので、
とてもうれしかったです。
（ドンチキ）

へーーー、ほんとですか！
なんだかこちらもうれしいです！

 

妻が第一子を授かり、
今年７月に無事に男の子が生まれてきてくれました。
不妊治療の最中でしたから、
きっとマニマニのおかげかもしれません。
子どもの名前は、
「おもいやりのある つよいこにそだってほしい」
と思って考えました。
（ちたま）

いえいえ、それは、グッズとなんの関係もありません。
おめでとうございます。
おもいやりのある、つよいこに育つことでしょう。

 

うちの猫が最強に元気になった
（しげるしんのすけ）

ああ、それは最高です。
元気になってよかった。
教えてくれて、ありがとう。

 

‥‥と、このように、
「マニマニのあくま」には、
さまざまな効果が、あるような、ないような。
まあ、でも、おおむね、
みなさん、たのしそうでよかった。

さあ、そして、最後のアンケート結果の発表である。
「マニマニのあくま」を買ってくださった方に、
我々はこんなお願いをしてみたのだ。

 

わざわざ部屋の写真を撮って、
メールに添付して送付するという、
ひと手間もふた手間もかかる募集だったため、
正直、それほど写真は
集まらないのではないかと思っていたのだが‥‥
ちゃんと送ってくださった方が何人も！

感謝をこめて掲載します。
みなさん、どうもありがとう。

ご覧になればわかるように、
それぞれのみなさんが、
「マニマニのあくま」というアイテムを
たのしんでいる。

『MOTHER2』というゲームは、
そういう遊びのかたまりなのだと思う。

前編・後編にわたってお届けしてきた、
「マニマニのあくま」のアンケート結果の発表は
これでおわりである。

そして、少量の再販売と、
まさかの「わけありマニマニのあくま」の販売について、
くわしいことは、下をお読みください。

 

 

ずばり、「マニマニのあくま」を、
再販するつもりはなかったのです。
数量限定とはっきり言ったわけではないけれども、
「こういう遊びは一回きりじゃない？」
みたいな心づもりがあったわけです。
おそらく、それは、『MOTHER』ファンのみなさまにも
伝わっていたんじゃないでしょうか。

それが、なぜ、再販することになったのか？
きっかけは、「マニマニのあくま」をつくっていた
工場からのこんな連絡でした。

「マニマニのあくまを
ちょっと余分につくってあるのですが、
こちらは破棄してよろしいでしょうか？」

さらに詳しく説明しましょう。
まえにもちらっと言いましたが、
「マニマニのあくま」という
金ピカの像をつくるにあたり、
私たちは工場とかなり綿密にやり取りをしました。
というのも、あのおかしなかたちで、
きれいな金ピカの像に造形するのが、
なかなか難しかったんですね。

「これじゃちょっと」「そうですね」
「うーん‥‥」「これなら？」「いいかも」
「これでどうでしょう」「いいですね」という感じで、
工場の方と試行錯誤するうちに、
けっこうサンプルが多めにできたんですね。
で、「これでいきましょう！」という
ゴーサインが出てからも、
工場の人たちも念のため多めにつくってしまった。

そういう「マニマニのあくま」の完成品が、
じつは、工場に少々保管されている、というわけです。

それで、「どうしましょう？　廃棄しますか？」
というふうに聞かれたわけですが、
なんか、それ、破棄するのは、
ちょっともったいない気がしたんです。
わりと苦労してつくりましたし。
あと、なまえに「あくま」ついてるし。ねえ。

そして。

さらに工場の人たち、こんなことを言うんです。
「ちょっと傷や気泡が入ったりした、
『Ｂ品のマニマニのあくま』もあるんですが、
これは処分しちゃって大丈夫ですか？」

「Ｂ品のマニマニのあくま」！
あくまなのに、Ｂ品！

まあ、それは、しかし。
でも、いちおう、見せてください、それ。

「これなんですけどね」

あっ‥‥ふーーん‥‥わりと、きれいですね。

「そうなんですよ。
なんか、処分するのももったいないかなあ」

そうですねえ、あくまですし‥‥。

というようなやり取りがありまして、
話し合った結果、私たちは決めたのです。

 

 

わけありマニマニのあくま！
あくまなのに！
お求めやすい価格！
あくまなのに、お求めやすい価格！

自分たちの決定にくらくらしそうですが、
そういうわけですので、みなさま、
このおかしな再販にご興味がおありでしたら、
どうぞよろしくお願いいたします。