『MOTHER』ファンの方が思いを込めてつくった
「おまえのばしょ」のジオラマ風アクリルボックス。
それをもとに商品化した「エイトキューブス」が
とうとう完成し、発売されました!
この8つの「おまえのばしょ」を眺めていると、
『MOTHER2』のことがどんどんよみがえってきます。
大好きなゲームの話をするのは、
大好きなゲームをプレイするのと同じくらいたのしい。
先日募集し、たくさんの方が応えてくださった、
「私の好きな『おまえのばしょ』」を発表します!

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#7 ルミネホールの思い出

ミネホールでネスのきもちが
光のつぶとなって画面に流れるシーンが印象的です。
それまではゲームのキャラクターを
ただ操作してる感覚だったのですが、このシーンで
「あ、ネス自身にも感情があって
『MOTHER2』の中で生きてるんだ!」と思えて、
ネスといっしょに旅してる感覚になり感動しました。
(むら)

まで「はい」か「いいえ」しか
ほとんど言ってこなかったネスの「本当の言葉」が
文字で流れてきて見えるという演出にびっくりして、
未だにあの時の衝撃と感動を忘れられません。
(ろす。)

「おまえのばしょ」は全部大好きですが、
この場所はワクワクドキドキだけでなく、
ザワっとした気持ちにもなるので印象に残っています。
(きりん子)

めてここに来てイベントを見た時、
何故だか感極まってぽろぽろ泣きまくりました。
未だにどうして涙が出たのかは分からないのですが、
それだけ心に響く何かがあったのだと思います。
好きな場所です。
(いがわのふ)

レイヤーには、選択肢以外話している場面が見られない
ネスのこころの言葉が初めて文字となって現れる場所で、
時々ホームシックになったりはするけど、
私的になんだかいつも飄々としていて、
浮世離れしているイメージのネスが、
「もうすぐどうなるのだろう?」
というこれから先への不安の気持ちや、
「な なんだこれは?」
という動揺している事も見て取れたりして、
ネスも普通の少年なんだなと、
グッと身近に感じられる感じがして好きです。
意外とシンプルな場所が多い「おまえのばしょ」の中でも、
一際広く綺麗でとても印象的です。
(えりおっと☆)

学生の頃、今ルミネホールに迷い込んだら大変!
自分の考えていることがみんなにバレちゃう!!
と、本気で心配しました。
(めぐみ)

きみボールから
「こわれたパラボラ」を入手するために
一番長く滞在するダンジョンでは
ないでしょうか‥‥私だけですか?
(はねぶ)

ミネホールのボスのでんげきバチバチが
なんかやたら記憶に残ってるんですよね。
なんかデザインとか、名前とか、音楽とか、
頭が四角くて、目が点なのもそうなんですけど、
あのバチバチした感じのデザインが
すごい好きなんですよね。
(マット)

『MOTHER2』が発売した1994年、自分は小学4年生。
長い長い旅をしていき、最後のファイアスプリングは
ボスに苦戦した思い出が強いイメージでしたが、
ついにここまで来たという
感慨が深かったのはルミネホールでした。
電光掲示板みたいに映し出されるネスの気持ちが
自分の気持ちと同じでビックリしました。
ここの音楽が一番好きでもあります。
何回プレイしてても一番好きな場所です。
もし本当に行けるなら行ってみたいです!
(コケシ消しネコ)

んだかよくわからないのですが、
心が震えて涙がでました。
(シオピータ)

カリゴケの美しさもさることながら、
だれかの心の中にある飾らないことばは
本当に美しいんだなと実感したので、
とてもすきな場所です。
(佳乃)

分がこの場所を訪れたらどういう言葉が
記されるのかと何度も考えました。
(ボブ)

スを倒して穴にひゅーーっと落ちて、
次に目を開けたらキラキラ光るルミネホールが!
とにかく綺麗で大好きです。
これまで外にポツンと足跡や池や鉱物があったけれども、
屋内でしかも部屋全体の「おまえのばしょ」は
ここで初めて遭遇したのでとても印象に残っています。
自分から話すことがない
ネスの心の呟きを見れるのもポイントですね。
私は心の呟きを大きな文字で
文章化されたら恥ずかしいです!!
(いち)

険のあいだネスが
「はい」と「いいえ」を多用して旅をしているところに
ルミネホールでは「ぼくはネスだ。」と
自己主張してくるので好きなのです
私(プレイヤー)と、ネス(主人公)の関係を
エンディングに向けて
いったん切り離す場所なのかな~と思っていたり。
(オーフ)

スの道中はニコニコしながら写真を撮ったり、
旅をしていたので、
この旅は楽しいのかなぁ~と思っていたら、
ルミネホールにて映し出されたこの文字を見て、
ネスもこの先自分がどうなってしまうのか
不安だったんだ‥‥。
世界の命運を背負い、仕方ないこととはいえ、
強力なPSIもどんどん覚えていって
この旅を無事に終えれるのか、ネスも不安だったのか‥‥
と考えてしまった。
(といぬ)

は、もともと『MOTHER』シリーズを
知ったキッカケは『スマブラ』なのです。
その『スマブラ』のマジカントステージの
背景に映っていた思い出たちを
「なんて名前なんだろう?」「いつか行きたいな」
と思っていました。
そして、実際に『MOTHER2』を遊んでみて
「あ、ここなのかー!」となった記憶があります。
謎が解けたような気持ちですごくスッキリしたし、
ルミネホールという名前も可愛くて、
とても印象に残っているお気に入りの場所です。
(カガワーランド)

レイしたときは、子供だったから
いまいち意味が分からなかったけど、
大人になってプレイしたときは、
「これじぶん(ネス)の心の声なんだ‥‥
ネスも『はい、いいえ』だけじゃなく、
こんなことも考えてるんだ‥‥」って思いましたね。
(ぐっち)

の終わりを意識し始めるタイミングで、
これまで寡黙だったネスの心の内が垣間見える。
ルミネホール自体の非現実的なデザインも相まって、
遠いところまで来てしまった、
と切ない気持ちになりました。
(むぎやま)

間4人と訪れる「おまえのばしょ」。
画面を観る4人の少年少女に、
ネスの「ぼくはここまできた。」に、
世界を救うという決意を感じました。
その何とも言えない風情とスクリーンを
ただ見つめる4人の後ろ姿は
どんな背中より感じるものがありました。
それを見ている僕も、次元の壁は越えられないでも、
この4人の無事を強く祈りました。
また「ぼくはこれからどうなるのだろうか」のセリフには、
何か込み上げるものがありました。
(ありんこ)

スの心の声が投影される描写が
クライマックスに向かっていく感じを盛り上げてくれて、
一気にエンディングまで進めてしまった。
簡単な言葉なのにこんなにも心を表現できることに感動し、
今簡単な言葉で俳句を作り続けています。
自分の創作の根底にあるのがここのシーンです。
(ほうおんいん)

の頃の私は、主人公に自分を投影するタイプでした。
主人公が自分と違う行動をすると許せなかったり、
面白くなくなってゲームをやめてしまうこともありました。
だから喋らない主人公のいるゲームが好きでした。
『MOTHER2』もそういった理由で続けられていたのですが、
でもルミネホールにきたとき、
画面に流れるモノローグを読んだとき。
「ああ、喋らない主人公にも心があるんだ」
と当たり前のようなことに気が付きました。
そこからのギーグ戦での「あの演出」は思い出深く、
私にとって絶対忘れられないゲームです。
私は主人公じゃなくっても、
ゲームをしていて良いんですよね。
(なうた)

こにたどり着いて、
無性に実家に連絡を取りたくなって、
電話したことが記憶に残っています。
(はた)

れまで「はい」「いいえ」しか話さなかった
主人公の胸の内がわかる、という貴重な場所でした。
最後の「それとも」の後に何が続くんだろう、
と疑問に思ったものですが、
未だにしっくり来る答えはわからないままです。
(サザ)

(つづきます)

2022-09-05-MON

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