コンドウアキさんの最新の絵本、
『おはぎちゃん』が発売されました。
その名のとおり、主役は、おはぎちゃん。
ねこのおはぎちゃんが、
どっしりと、のんびりと、でーーんと、
「ただそこにいる」、すてきな絵本です。

ちなみに、「おはぎちゃん」という名前の由来は、
ぶちの色がきなこ&あんこの
「おはぎカラー」だからなのですが、
きっと、みなさんの家のねこさんたちの名前にも
それぞれ「由来」がありますよね?

というわけで、絵本の発売を記念して、
「みなさんちのコのお名前の由来」を募集したところ、
たくさんのエピソードが寄せられましたよー。
その数、なんと300通以上!
すべては載せられないのですが(すみません)、
いいなあ、と思えるものを掲載していきます。
連載の最後には「コンドウアキ賞」も発表!
それでは、どうぞのんびりご覧くださいー。

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最終回

コンドウアキさんが選んだ由来発表!

 
絵本『おはぎちゃん』の発売を記念した開催した
「みなさんちのコのお名前の由来なんですか選手権」、
いよいよ、今回で最終回となりました。
たくさんの「お名前の由来」をお寄せいただき、
ほんとうにありがとうございました!
ぜんぶ掲載できなくてすみません。
最後は「コンドウアキさんが選んだ由来」の発表です!
コンドウさんがじっくりと絞り込み、
「これ以上は絞れません」とおっしゃった
10個の「うちのコの名前の由来」を掲載いたします。
どれもほどよくほのぼのしますよ?
まずは、コンドウアキさんからのメッセージをどうぞ!

コンドウアキさんからのメッセージ

みなさま、このたびは
たくさんのすてきなご応募ありがとうございました。
みなさまの投稿を読みながら
「へー!」とか「ほー!」とか普通に声が出てました笑‥‥
ホロリときたものもあれば、大爆笑したものも‥‥!!
「みんなのおうちのコのおなまえ、なんなんだろう。
どうしてそのおなまえなんだろう」という、
とても単純な疑問だったのですが、
1匹1匹にそれぞれの物語があるお名前で、
勝手におかおが浮かんでくるようでした。
本当にどれも最高で、絞るのが大変だったのですが、
私のツボにじわじわきて離れない
10人のみなさまのエピソードがこちらになります。

うちのコの名前

もこちゃん

うちの猫さん、もこもこしてないのに
「もこちゃん」なのは、
出会った時にあまりに頭が小さくて、
「速水もこみちだ!」となって
「もこみち」にしようと思ったら
女の子だったので
「もこちゃん」になったのでした。
(なるなる)

うちのコの名前

ドン

野良猫だった時、
塀を渡って駐車場の屋根に飛び乗ると
「ドン!」と音がした。
音がすると猫が遊びに来たのがわかった。
毎日待ち遠しかった。
「ドンちゃんが来た」
自然とドンちゃんになっていた。
(コオロギとビネガー)

うちのコの名前

ナツメ

寒いある日に近所の川の遊歩道で出会い、
うちで飼おう! と決めて
保護した猫だったのですが、
動物病院にかかるにあたり
「名前がいりますよ」と言われ、
拾って保護することで頭が一杯で
名前まで考えていなかったので、
どうしよう! となっていたとき、
財布にあった千円札の夏目漱石と目が会い
「ナツメ」と名付けました。
恐れ多くも文豪の名前を猫につけてしまいましたが、
まあそんな本もあるしいいかと思っています‥‥。
(naizo)

うちのコの名前

ベテラン

我が家のオカメインコ(10歳、♀)、
名前は「ベテラン」です。
うちにお迎えして間もない頃、
彼女の可愛くも凛々しいお顔を眺めていた時に、
「何だかその道の(?)
ベテランみたいな顔してるな」と感じ‥‥。
考えていた事が口に出てしまっていて、
その場にいた姉も、わかりみが強すぎて爆笑。
かくして、オカメインコ界の
「ベテラン」が誕生したのでした。
(あちえん)

うちのコの名前

かのこ

「肩に乗る子」で「かのこ」。
サビ猫、現在9ヶ月です。
生後1ヶ月で、我が家に
保護猫としてやって来ました。
体重400gから4kgに成長した今でも、
飛び乗ってきます。
ずっとずっと、乗って欲しいと思っています。
(まいこ)

うちのコの名前

仔猫時代、保護した時にお尻をケガしていたので、
肛門が早く良くなるように
「紋(もん)」にしました。
今も、調子が悪いとちょっとだけお尻が赤くなります。
紋ちゃんという響きが可愛くて大好きです。
(ユポ)

うちのコの名前

ワタナベ、ミヤモト、タナカ、ワダ

うちのねこは代々保護してくださった方の
お名前をいただいています。
初代は側溝に落ちてたところを
半日かけて助けてくださった
ワタナベさんのお名前をいただいて
ワタナベ(通称ワタちゃん)。
二代目は見つけた時全身ノミだらけで貧血を起こしていて
(洗ったらお湯が真っ赤になるくらい)
危なかったところを助けてくれた
獣医さんの奥様の旧姓から
ミヤモトさん(通称ミヤちゃん)。
三代目は真夏の保健所の前に
ひとりでぽつんといたところを保護してくれた
タナカさん(通称タナちゃん)。
そして今いるわっちゃんは約2ヶ月児で
公園にひとりぼっちだったところを
保護してくれたワダさんから。
ワタシひとりではきっとこのコたちと
暮らすことはできなかったと思うと名前を呼ぶたび、
しみじみ助けてくださってありがとうと思います。
(リ)

うちのコの名前

キテル

我が家のネコさんの名前は「キテル」ちゃんです。
家に迎えた日、緊張していたのか、
横になることなくずっと起きていた彼女。
そんな起「きてる」様子が可愛くて、
そこから「キテル」と名づけました。
あれから3年‥‥ずっと起きてた彼女は、
暇さえあればずっと寝ているネコに様変わりしましたが、
「キテル」ちゃんと呼び続けています。
(ゆり)

うちのコの名前

ほわっち

うちの猫「ほわっち」と申します。
よその人や、動物病院などなど、
たいていは「はい?」と聞き返される名前です。
元々庭に迷い込んできた子猫だったのですが、
一心不乱にごはんを食べているところを
母が好奇心にかられて
そぉ~っと触ってみたところ、
これまで経験がないほど
「ほわっ」とした手触りだったそうで。
それから3年経ちますが、
今でもほわっとしている癒しのアイドルです。
(きなっちゃん)

うちのコの名前

いわし

母が隣の飼い猫「アジ」と間違えて
ごはんをあげていたことから、
「アジときたら、イワシじゃね?」
ということで「いわし」になりました。
(いらこ)

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日掲載した10人の方には、
「コンドウアキさんサイン入りミニ色紙」を
プレゼントいたします。
投稿時にご登録いただいたメールアドレスへ、
こちらから連絡させていただきますのでお待ちください。
ありがとうございました!

2023-03-05-SUN

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