- なかしまさんがふだんから愛用していて
大好きな、山梨のリネンメーカー
「オールドマンズテーラー」に、
胸に赤い刺繍文字が入った
オリジナルのエプロンをつくっていただきました。
このエプロンができるまでのお話を
なかしまさんとオールドマンズテーラーの
デザイナーのしむら祐次さん、
しむらとくさんにうかがいました。
- エプロンをつくろうというきっかけになったのは、
書籍『スール』をつくっているときのことでした。
「なかしましほさんの道具」という
見開きをつくっているときに、
なかしまさんからエプロンをご紹介いただきました。
曰く
「エプロンは毎日つけるものですから
ちゃんと好きなものを使いたいです。」と。
それが、山梨のリネンメーカーの
「オールドマンズテーラー」さんのブランド
「R&D. M. Co-」の
エプロンだったのです。
このときにご紹介させていただいたのは、
麻の生地でできた
ギンガムチェックのエプロンでした。
- その後、自由が丘のクオカさんのスタジオで、
「おやつミックス」のワークショップイベントをしたときに
なかしまさんが身につけていたのが、
この「OYATSUエプロン」の原型となる
「HELLOエプロン」です。
こちら、形はほぼ上記でご紹介しているギンガムチェックの
エプロンと同じブランド、「R&D. M. Co-」さんのもので、
オフホワイトのリネンの生地に
紺色で「HELLO」と刺繍がはいったもの。 - なかしまさんが、
「このHELLOがOYATSUってなってたら
うれしくないでしょうか?」
と、なにげなくおっしゃったのです。 - こういうときは、
ダメ元でもいいので聞いてみるのが一番です。
早速、「R&D. M. Co-」さんに
メールをさせていただきました。
このHELLOエプロンの刺繍を「OYATSU」に変えたものを
つくっていただくことはできないものか、と。 - 答えは、OKです、というお返事でした。
- こうして、実現した「OYATSUエプロン」です。
- さて、前置きが長くなりましたが、
「R&D. M. Co-」さんをもうちょっと
くわしくご紹介しましょう。 - 「R&D. M. Co-」のアトリエと工場があるのは、
山梨県の富士吉田市です。
このあたりは、昔から織物産業がさかんな土地で、
デザイナーのしむら祐次さん、とくさんご夫妻が
育った場所でもあります。
とくさんのご実家も織物会社を営んでおり、
そちらのお仕事をされている中で、
おふたりが、フランスのアンティークリネンの布に
出会ったことで、
ブランドが生まれました。
糸をつくるところから、布地にし、
仕立てに至るまですべて自分たちで行っておられます。
- この「OYATSUエプロン」ももちろん麻100%。
使っていくうちに、風合いがかわり、
どんどんと自分の体になじんでいくはずです。 - 「OYATSUエプロン」のベースになっている
胸にHELLOの刺繍がはいったエプロンのことを、
とくさんは、
「シンプルな白いリネンに
自分がちょっと元気になるような
たのしくなるような言葉を刺繍している
シリーズなんです。」と説明してくれました。
- 「HELLO」のほかに
「LET'S GO」「GOOD LUCK」などの文字を
刺繍したものもあるそうです。 - 「最初にOYATSUという言葉をきいたときにも
ふわっと元気になる感じがしていいなと思い、
つくらせていただくことに決めました。」 - とのこと。
- 刺繍の色は、なかしまさんが赤を選んでくれました。
おやつをつくるときの
うきうきとたのしい気分を
このエプロンが盛り上げてくれるとよいなあと思います。
もちろん、おやつをつくるときだけではなく、
ごはんをつくるときにもしていただけます!
エプロンの相談にお伺いしたのは、
「オールドマンズテーラー」のコンセプトストア
『THE DEARGROUND』です。
ブランドを立ち上げて10年目に、書籍を出版し、
その後、なにかおもしろいことをしたい、
ということでオープンしたお店だそうです。
ブランドの製品の販売のほかにも
独自に輸入している
イギリスの紅茶「Far Leaves Tea」が購入できたり
おいしいおやつと食事ができるカフェも併設しています。
THE DEARGROUND
〒403-0004
山梨県富士吉田市下吉田6-18-46 2F・3F
0555-73-8845
instagram | tne_dearground
2024-04-19-FRI