8月1日から、三省堂書店神保町本店さんが、
ほぼ日ブックスのフェアを展開してくださっています。
せっかくご近所にいるのですから、
ぜひ私たちもなにかお手伝いしたい!
そこで、今年のインターン生たちが
とにかく三省堂神保町本店さんに通って、
できることを探していくことにしました。
先輩の乗組員に相談したのですが、
「一生懸命やれば大丈夫!」 としか言ってくれません‥‥。
というわけで、とにかく一生懸命やります。
多少の空回り、無謀、ご容赦ください。
- こーだ
- こんにちは!こーだです。
今回はメンバーで、
三省堂書店に並んでいるおすすめの本を
紹介したいと思います。
Part2はいいじまと、こーだでお届けします! - 今回わたしがオススメするのは「エッセイ」です。
中でも旅を記してある旅エッセイがイチオシです。
- こーだ
- 昔から小説好きだったこともあり、
あまり得意ではなかったエッセイですが、
大人になるにつれ
筆者の世界観や視野を肌で感じる楽しさが
ヤミツキになりました。 - 大好きなエッセイの中から
今回ご紹介するのはすべて”旅”や”訪れた先”に
焦点を置いて書かれたエッセイです。
- こーだ
- 今回のエッセイは
益田ミリ『美しいものを見に行くツアーひとり参加』
角田光代『いつも旅のなか』
梨木香歩『ぐるりのこと』の3作品です。
それぞれ旅エッセイではありますが、視点はまったく違います。
- こーだ
- 益城さんのエッセイは旅行会社のツアーを利用した旅、
角田さんのエッセイは長期間滞在や自分で1から作る旅
梨木さんのエッセイは自身の生活圏と訪れた場所たちが出てくる旅
と三者三様で様々な旅をエッセイを通し楽しむことができます。 - 旅を始める動機も目的も違う3つの作品に共通しているのは、
各作者が行く先々で”感動する”ということだと私は思います。
旅の道中ではきれいなものや楽しいことだけに感動するのではなく、
怖いと思うこと、自分の無知を知ることなど旅全体を通じて
感動する機会がたくさんあります。
色々なことが怒涛に押し寄せる旅という体験の中で各筆者は
心を震わせ、素直に”感じ動かされる”姿勢をもって進みます。
この姿勢が各人の旅をより思い出深くし、
より素敵なものにしていくのだろうと思います。
- こーだ
- 私自身旅が好きで大学入学から5つの国に訪れました。
どの場所も私にとっては思い出深いのですが、
当然ながら一つ一つの旅で思い出す場面は違います。
でも、旅エッセイを読んでいるとなぜか自分の旅も
思い起こされてしまうのです。
「あぁ旅先のこの感じ!」とふつふつと
懐かしいような、くすぐったいような気持ちが
湧いてくるのが好きなんです。 - 写真は自身のタイ旅行で出会ったお寺のワンコです。
- こーだ
- 今はなかなか旅に出ることはできない状況ですが、
旅エッセイを読むだけで
知らない場所に訪れる緊張感、見たことないものに触れる
ワクワク感や旅が終わる時の虚無感
を味わうことができます。
また、旅エッセイは何歳からでも旅に出る勇気も与えてくれます。
旅エッセイを読む度に
何歳になっても旅をしていく人生を歩みたいと強く思います。
旅だけではなく、もちろん旅エッセイも
引き続き楽しみますが!
- こーだ
- 旅エッセイオタクの私の秘伝奥義は
旅エッセイを片手に通勤電車に揺られることです。
そうすると、世界各地の電車に筆者たちと共に乗っているような
感覚になり、ドキドキしますよ〜!
普段の電車が見違えて見えるのも
旅エッセイの魔法です。笑
今の時代にはピッタリです….。 - 次の旅行先を旅エッセイから決めるのもいいかもしれません。
私は早速ドイツの旅行ガイドを買いました。
どうぞ、この機会に”本で旅をする”感覚を楽しんでみてください。
- いいじま
- いいじまです。
僕はとにかく服が好きで
そのためならお金を使うことを惜しみません。
(故に常に金欠状態です) - 服を買うことも好きですが
情報を集めることも楽しみのひとつなんですよね。
もちろんインターネットも使いますが、
雑誌やコレクションブックのような紙媒体も
見ていてとても楽しいです。 - ファッション関連の本も
何冊かあるかなぁと思い、
いざ三省堂書店を訪れてみると、
そこにはファッション関連の本が
集まっている場所が....! - それがこちら!(じゃ〜ん)
- いいじま
- ファッションの歴史がわかる本から
デザイン画やスタイリングを
学ぶことができる本まで、
幅広く置いてありました!
- いいじま
- こちらに置かれている
『ファッション イン ジャパン1945-2020ー流行と社会』
は、国立新美術館で開催されている
展覧会についてまとめられている本です。 - 実際に僕も展覧会に行った
帰りにこの本を購入しました!
- いいじま
- この展覧会と本では
日本人が近代化政策で
欧米諸国に近づくために
洋服を取り入れるようになった
1920年代から、
現在のスタイルに至るまでの
日本のファッション史について
知ることができます。 - 展覧会では各年代で
大きくブースが区切られていましたが、
この本では年代だけでなく、
ファッションにおける
重要なシーンやブランド、
デザイナー毎で区切られていて
とても読みやすい印象でした。 - その中でも印象的だったのは
1970年代の日本人デザイナーが
世界に挑戦し始めるという
ファッションシーンでした。 - それまでとは
全く異なった
雰囲気の服が多く、
形もとても普段着としては
着られないようなものであったり、
色もカラフルなブランドもあれば
逆に黒で統一されたブランドもあったりと
各デザイナーの個性が
爆発しているように感じました。
- いいじま
- また、デザイナーたちは
ファッションを通して
自分自身のことや考えを
なんとか表現しようとしていて
もはやファッションは
着るだけでのものではなくて、
見て楽しむこともできる
「身につけるアート」
でもあるんだなぁと
思うようになりました。 - 展覧会から家に帰ったあと、
本を開いて70年代についての
ページを開いてみると、
展覧会で見たものが
しっかりと記されていて、
展覧会の内容や雰囲気を
じっくりと思い出すことができました。 - この本では実際に
展覧会で展示されていた服や資料などが
見やすく、たっぷりと掲載されています。 - 展覧会に行ったことがなくても
1からたのしむことができますし、
行ったことがある人も
展覧会の内容を
振り返りながら
読み込むことができる
一冊になっています。
- いいじま
- この他にも
人を幸せにしたり、
自信を与えてくれる
ファッションの素晴らしさが
わかるような本が
三省堂書店にはたくさんあるので、
ぜひ足を運んでいただきたいです。
(つづきます)
2021-08-28-SAT