さあ、今年もこの季節がやってきました!
ほぼ日のつなひき部、
「ほぼ日ヒッパレーズ」が
2年連続優勝を果たした、
神田錦町つなひき大会がはじまります!
出場3年目にして、
メンバーを一新する予定のヒッパレーズは、
みたび優勝をつかめるのでしょうか?
マネージャーの松本が、
大会本番まで張り切ってレポートします。
3連覇めざして、がんばれ引っ張れヒッパレーズ!

※過去2年のレポートは
こちらからご覧いただけます。

2022年

2023年

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第1回 新生ヒッパレーズのふたつの課題

はじめましてのみなさま、はじめまして。
お久しぶりのみなさま、お久しぶりです。
ほぼ日つなひき部マネージャーの松本です。

「え、会社のなかに、つなひき部があるの?
と思われた方、お気持ちはよくわかります。
今日はおもにそういう方に向けて書いていきます。

暑苦しく、ちょっと身内感の強めなコンテンツですが、
一緒にたのしんでくださったらうれしいです。

ことの始まりは、2年前の秋。
「ほぼ日本社がある神田錦町のお祭りで
『つなひき大会』をやるらしい」
というお知らせが社内に舞い込みました。
それ、参加して、勝っちゃったらおもしろくない?
と、社内の数人が思いつきました。
その思いつきを「おもしろそう!」と感じる人もいて、
気がつけば、大会に出るメンバーを決めるため、
社内総出で体力測定までしていました。

そんな体力測定の結果、選抜されたのは、
体力があり、目の前にお祭りがあれば
とりあえず踊りの輪に加わる派の面々。
彼らが「選ばれたからにはやるか」と
結成したのが‥‥

ほぼ日つなひき部、通称
ほぼ日ヒッパレーズ」です!

写真からは謎の自信が感じられますが、
ヒッパレーズのメンバーは、それまで、
とくにつなひきに縁のある人生を
送ってきたわけではありません。
あったのは、体力と、
お祭りがあれば踊るぞ、という心意気のみ。

ただ、彼らは「踊るとなれば全力で踊る派」でした。

つなひき初心者なりに、
日本綱引連盟の方にコツを教えていただいたり
屋上に集まって特訓したりと、
熱心に練習を重ねたのです。

そして、初出場で、なんと!

優勝しました!
ひえぇ、やったー!!

この優勝で、私たちは完全に
「つなひき、たのしいぞ」と
気づいてしまいました。
部員も、応援してくれた乗組員も、
つなひきならではの一体感や緊張、高揚、
つなを引ききって勝つ喜びの
トリコになっていました。

もちろん、翌年も出場することは決めていました。
ですが、「連覇」って、
なかなかできるものではないですよね。
1年目は、
ビギナーズラックということもありえます。
そう簡単に、2年目も勝てるのだろうか‥‥

と思っていたのですが。

1年目より練習回数を増やし、
またもや日本綱引連盟さんにお世話になり
めちゃくちゃがんばったヒッパレーズは、

なんと、また! 優勝したのです!
2連覇、達成!!
ちょっと、がんばりすぎですね。
ほぼ日ヒッパレーズがここまでやると、
誰が予想したでしょうか。
だって「ほぼ日ヒッパレーズ」ですよ。
「は行」と「ぱ行」が多いんですよ。
声に出してみてください、力が抜けるんですよ。
自分たちにとっても、
2連覇はうれしいびっくりでした。

前置きが長くなってしまいましたが、
このようにして今年、ほぼ日ヒッパレーズは
結成3年目を迎えたのです。

一見、順風満帆、前途洋々なつなひき部です。
しかし、マネージャーである私には、
じつは心配なことがありました。
しかも、ひとつではなく、ふたつありました。

その心配をみなさんと共有させてください。
みなさんもともに心配してください。
心配事ですが、あえて明るく発表します。
まずは、こちら!

元キャプテン・山下の
「初代ヒッパレーズ解散宣言」について

これがいったいなんなのかというと、
昨年の大会前に起こったできごとです。
結成当初からつなひき部のキャプテンだった
山下さんが、メンバーを前に言ったのです。

「僕は今年でキャプテンを降ります。
来年からは、
監督としてチームを支えたいと思います。
そして、初代ヒッパレーズのメンバーで
大会に出るのは、今年で最後にしましょう

2年間戦った初代ヒッパレーズはこの大会で一区切り。
山下さんのこの宣言は内部の結束と士気を高め、
さきほどお伝えしたように見事な2連覇につながりました。

けれど、
初代が解散するということは、
新たにチームを編成し直さなければなりません
しかも、せっかく新編成のチームになって
「初代がたまたま強かっただけじゃないか」
などと言われないように、連勝を引き継げる、
強いメンバーを見つける必要があります。

しかし‥‥そんな人‥‥いるかなあ‥‥。
と、これがひとつめの心配事でした。

続いての心配に行ってみましょう!
明るく発表します! これが心配だ!

対戦相手となる、
他チームの急激な進歩

‥‥ええと、正直に言います。
これは、なんというか、
自分たちで招いたことでもありました。
きっかけは、今年の春ごろ、
昨年のつなひき大会に出場していた
いくつかのチームから、

「我々も本気でつなひきに取り組むことにしました。
一度、練習と交流試合の場を設けませんか?」

とのご提案をいただいたことでした。
私たちは、
「ぜひやりましょう!」と即答しました。
ほぼ日ヒッパレーズ最大の目標は、
つなひきによる、
神田錦町の盛り上げへの貢献ですから、
町全体の「つなひき魂」に火が着いたことは
うれしいお知らせだったのです。

そして迎えた、2024年3月某日。
燃えるつなひき魂をたずさえて、
ヒッパレーズ含む3チームが集まりました。
1日の仕事を終えた神田錦町の会社員たちが、
つなをひくために、集まりました。
そんなレアな光景がこちらです。

他チームの方々は、
山下さんの話に真剣に聞き入り、
アドバイスを受け入れ、
またたくまに美しい姿勢をマスターしていきました。
レクチャー後の試合では、
各チームが互角の戦いを繰り広げたほどです。

彼らは、この短期間に、
どうしてそんなに強くなったのでしょうか?

それは、我々が‥‥
全部伝授しちゃったからです。

ほぼ日つなひき部が2年間で身に着けた、
正しいつなの握り方、
いちばん引きずられにくいフォーム、足の角度、
試合本番での気の持ちよう、などなど‥‥
つまり全部です。
オール・オブ・アワー・シークレッツです。

し‥‥しかし、それは、
相手が短期間にどれだけコツをつかんだとしても、
地道に長くやってきた
ヒッパレーズにはかなわないぜ、
という自信の表れともいえるでしょう。
これだけ手の内をさらしても
勝てるという自信がヒッパレーズにはある

そうですよね? 山下監督?

‥‥やばい!!

これだけ多くの情報を渡すということは、
何か勝算があるものだと思ってたけど、
とくになかった!!

普通に、負ける可能性が、ある!!!

ていうか、交流試合の場では
なんとなく流したけど、
実際もう何回か負けていた!!!

つまり、つなひき部のマネージャーである
私のふたつの心配をまとめると
このようになります。

1;新チームのメンバーが決まってない
2:全部教えちゃったけど勝てるかな

うーーーん、どうしましょう。
と、はじまりに課題をまとめたところで、
次回からは動き出した
新生ヒッパレーズのようすを
レポートしたいと思います。
まずは、ドキドキの新メンバー集めですよ!

2年前から見守ってくださっているみなさまも、
今年から見てみようかなのみなさまも、
どうかご期待ください!

今年も、勝つぞーっ!
おー!!

‥‥たぶん!

(次回へ続きます!)

2024-08-30-FRI

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