前回お伝えしたとおり、
日本におけるビューティーのトップブランドのひとつ、
資生堂の総本店「SHISEIDO THE GINZA」にうかがった
「ほぼ日」女性乗組員、8名。
1階、2階、3階と案内していただきながら、
お話をうかがいました。
1階のビューティーマルシェで、「ミライミラー」で
バーチャルお化粧をしてみたり、
「マジョリカ マジョルカ」をイメージした部屋では
「かわいい!この部屋欲しい!」
ときゃあきゃあ騒いだり。
2階では肌のカウンセリングとメークの相談カウンターで
が実際にお肌を見てもらいました。
▲ビューティーエバンジェリストの原田純子さんに
お肌チェックをしてもらう、ちひろ。
ふだん見ているかぎり、ほとんどノーメーク。
リアルにムーミン村に住んでいそうな、。
いかがでしたか。
「私はこれまで必要最低限のビューティーで 過ごして来ましたが、 このところ仕事で夜遅くなり、 結婚をきっかけに気合が落ち、 さらに意識が低下の一途をたどっていたように思います。 このままではいけないのかなーと 漠然と思っていました」 |
必要最低限のビューティーに、危機感を。
「肌診断で肌がカラッカラに乾燥していて、 さらに毛穴の拡大画像を見て、 危機感が顕在化されました‥‥」 |
今そこにある危機となった、と‥‥。
「ファンデーションを付けてもらって、 みんながいいね、って言ったので、 うれしいです」 |
よかったね。
店長の吉田聖子さん、相談カウンターといっても、
何から聞いたらいいのかわからない人も
いると思うのですが。
▲たくさんアドバイスをくださった吉田聖子店長。
吉田さん |
「いいんです。もしこういった機会があったら、 悩みがあったとしても置いといて、 わたし、どうしたらいいんですか? って聞いてください」 |
えっ。
吉田さん |
「カウンターにいるプロなら、 肌を調べて、メークを見て、アドバイスします。 脂性肌だと思ったら乾燥肌だったりしますから。 悩みよりも、どうなりたいか、を言っていただければ、 そちらに向かうよう提案がしやすくなります。 もちろん、より詳しいことは メークレッスンやスキンケアレッスンが確実です」 |
「化粧品のカウンターで『何がお悩みですか』 って聞かれても『しらん』と、 『何を悩んだらいいか教えて』と答えていい、と」 |
吉田さん |
「そうです、そうです。 私は何を悩めばいいですか? って聞いてください」 |
「私は、メークもケアもワンパターンで。 でも美容液も、慣れると効かなくなるとか聞いて。 変えるのも面倒だし、選ぶ自信がなくて」 |
吉田さん |
「効かなくなる、というよりは 驚きがなくなるんだと思いますよ。 そうですね。 化粧品をいっぱい買って、 ということではないのですが(笑)、 化粧品を変えて、はじめて使う、 蓋を開けた時の高揚感、」 |
「あ、わかります」 |
吉田さん |
「そのおもしろみもきれいになる素かな、と」 |
「めんどう、についてなんですが、 メーク落としと洗顔料が一緒になったもの、 これ一本でオッケーみたいなのは 手抜きでしょうか」 |
吉田さん |
「私もそういう、 あ、でも、アイメークをしっかりしている時は でも、絶対これ、でなくていいと思います」 |
「私はメークが、毎回同じにならない‥‥。 結果的に上手くいったらいいなーと思いながら |
「それはふだんからやればわかるんでは‥‥。(笑) わたしは、お化粧をするのが毎朝楽しいんです。 すっぴんでもステキなひとは |
長いこと同僚ですが、
すっぴんは見たことないですね‥‥。
でも、いつもがしゃん! としているのは
メークのおかげもあったんですね。
さすが、弊社いちのお化粧派。
言い切ってもらえて、気持ちいいです。
さくらの、とりあえず走りだすメークについては
いかがでしょう。
吉田さん |
「かわいい顔になりたいとか、 私たちとしては、 |
そういえば、メークレッスンを受けたちなちゃん、
いかがでしたか?
「はい、わたしは25歳くらいまで、 |
えっ。
▲コウノBEFORE
「その後、見かねた親友が私に化粧を施してくれた時に ですが、元が男子中学生ですから、 |
ただ、ファンデーションを平らに塗りつけていたと。
「はい」 |
ごめんなさい、なぜだか涙が出て来ました。
で、どうでした?
メークレッスン。
「すごい機器が使われていました。 わたしは『全体的に美人っぽくなりたいです』と しかも、いつもの手持ちのメーク用品を生かして |
うん、うれしそう。
▲コウノAFTER
吉田さん |
「こうなりたいというほうに向けて レッスンさせていただきますので」 |
なるほどー。
そのコツや方法がわかったら、
メークが楽しくなりますね。
やっぱり、楽しんでやってみること、でしょうか。
吉田店長、小山さん、ありがとうございました!
▲もういっちょ、コウノAFTER
さて後日、一緒に行ったほかのメンバーにも、
感想を聞いてみました。
「これまでは、しないと相手に失礼なのでする、 でも、翌日にいつもより時間をかけて |
「『SHISEIDO THE GINZA』にいって、 |
そうそう!
ヘアメーク&フォトスタジオのところで、
就職活動用だけじゃなくて
女優みたいにして、風をうけたりしながら
写真をとってもらってるの、
すてきだった!
お母さんの誕生日プレゼントに、
最高にきれいに写真を撮ってもらうというかたも
いるそうですね。
母の日や誕生日のプレゼントにいいかも。
「お化粧の力をかりて表情が生き生きすること、 |
さて、その後、そういった話を聞いて
『SHISEIDO THE GINZA』に行ったものがおりました。
たとえばは
パスポート用写真を、
「これから10年使いますから!」
といって、ヘアメーク&フォトスタジオで
撮って来ました。
またも再訪して、
1階のビューティーマルシェで相談しつつ、
メーク用品を買ってみたそうですよ。
「2階にもちょろっと行きましたが、 1階で肌の色を機器で測定して、 ぴったりのファンデーションを提案してもらったり、 手取り足取りしてもらい、 ひと通りの化粧品を揃えました。 今まで何もしなさすぎて、 何からやったらいいのかわからない という方に、プロと選ぶのは、おすすめです」 |
ということでした。
元々の記事と今回の訪問から思ったのは、
まず、「お化粧する派」と「お化粧しない派」にそれぞれ、
【する派】
「お化粧が好きだから、する」
「お化粧を好きかどうかわからないけど仕方なく、する」
【しない派】
「お化粧しないのが好きだから、しない」
「お化粧の仕方がわからないから、しない」
があって、それぞれ座標軸上に散らばっているのだな、と。
で、理想は、どちら派であっても、
「好きだから‥」の方向にいたいなと。
さらに、する派としない派と
気分によって、ボーダーなく行き来できれば
とても楽しいんじゃない?
そのためには、自分はどういう顔になりたいか、
があるとよくて、
資生堂といったブランドは
その手助けをしたがっている‥‥、ということでした。
この問題、またなにかあったら
取り上げたいと思っています。
ぜひ、みなさんのご意見もお聞かせくださいね。
(おわり)
「SHISEIDO THE GINZA」 |