ほぼ日ニュース

「ほぼ日の学校」オンライン・クラスで
万葉集講座がはじまりました

お待たせしました。
「誰でもが歌にときめく 万葉集講座」第1回。
万葉集学者・上野誠さんに加えて
英文学者の河合祥一郎さんをゲストにお迎えした
授業が、オンライン・クラスに登場です。
新元号「令和」が万葉集から採択された今年、
日本の心の原点を感じる歌集に、
ぜひ触れてみてください。

▼第1回「万葉集とシェイクスピア」1分動画は
こちらからご覧いただけます。
 

古今東西、歌の心は共通するはず――
そう考える上野教授の思いから、
万葉集講座の初回講義は、万葉の歌と
シェイクスピアの戯曲や詩のことばが
響き合うという、
他ではぜったいに体験できない
至福の講義となりました。

文字が確立する前の万葉の時代。
人々は歌に思いをのせて、
それを「うたう」ことで他の地域の人へ、
そして後世の人へと伝えていきました。
上野さん自身が若き日、
最初に万葉集のおもしろさに目覚めた歌を
「口立て」で教えてくださいました。

 君が行く
 海辺の宿に
 霧立たば
 我が立ち嘆く
 息と知りませ

あなたが行く海辺の宿で霧がたったならば、
私が嘆く息が立ち上っていると思って
私のことを思い出してください、という歌です。

それに続いて、後半は
万葉人とシェイクスピアの歌心くらべです。
上野さんが読み上げる万葉の歌と
河合さんが英語で読み上げるシェイクスピア。
趣は違っても、人間に共通する思いを
運ぶ歌の響きはどこか似通っています。

万葉集にこんな味わい方があるなんて!
誰もが驚いたこの講義を、
オンライン・クラスでぜひお楽しみください。

この先も、上野誠さんの第2回講義、
歌人・岡野弘彦さんをお迎えした第3回講義と
万葉集について深く知ることのできる授業動画を
公開していく予定です。どうぞ、お楽しみに。

その予告として、
5月に終了した万葉集講座の授業風景を
ご覧いただけるスライドショーをご用意しました。
楽しかったクラスの様子が
おわかりいただけることと思います。

▼どうぞこちらからご覧ください。

*「Hayano歌舞伎ゼミ」オンライン・クラス
 桂吉坊師匠が「芝居狂いの人々」を落語で
 演じ尽くしてくださった第8回の
 「芝居狂いの人々 ~落語から知る、芝居好きの姿~」
 の授業も公開になりました。
 こちらから、あわせてお楽しみください。
 
 

*「シェイクスピア講座2018」オンライン・クラス
 ほぼ日の学校にとって記念すべき最初の講座
 シェイクスピア講座2018。その14回の授業すべてを
 オンライン・クラスでご覧になることができます。

 シェイクスピア観劇の予習に、あるいは
 これまでにご覧になったシェイクスピア劇を
 より掘り下げて知るために、
 そして、より深い人間理解のために、
 オンライン・クラスを、
 こちらから、ぜひご覧ください。
 
  
 ▼シェイクスピア講座の授業風景はこちらからどうぞ。
 

関連コンテンツ

今日のおすすめコンテンツ

「ほぼ日刊イトイ新聞」をフォローする