生活のたのしみ展
出張巡回展 ふりかえりレポ
2019-02-25
こんにちは。
「生活のたのしみ展」担当のスギヤマです。
ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、
まだ暑かった昨年9月19日(水)〜24日(月)、
大阪・阪急うめだ本店の
9階祝祭広場・10階うめだスークにて
「生活のたのしみ展 出張巡回展」を開催しました。
6月に東京・恵比寿で行なった
「第3回生活のたのしみ展」の巡回展という
位置づけではありますが、
せっかくだからこんな企画も足しちゃおう、
夏と秋じゃお買いもの気分も違うよね、と
新しいおたのしみも盛り込んだため、
わたしたちにとっては、
思った以上に大忙しの6日間となりました。
準備期間も含めて、
テキスト中継などでは伝えきれなかった、
印象深い場面やエピソードを
ここで振り返ってみたいと思います。
Episode1:
妄想さんぽできないなら模型をつくれ!
恵比寿開催時に好評だった予告コンテンツ
「妄想たのしみ展さんぽ」。
ほぼ日乗組員・山下が、
来たるたのしみ展を想像しながら、
まだ何もない会場を歩いて紹介するという、
実にゆるいムードのコーナーです。
せっかくだから、うめだ阪急バージョンもやろう!と
意気込んだのですが、
百貨店では毎日催しがあるから会場はからっぽにならず、
たのしみ展のようすを「妄想」で伝えるのは
難しいことがわかりました。
(すでにいろんなものが陳列されているので)
あきらめればいいものを、そういうとき、
わたしたちはおかしなことを始めがちです。
展示担当のミツイが腕をふるって会場の模型をつくり、
そのなかをミニチュアの山下が歩くことに。
ただでさえ忙しいのに、なんでわざわざそんなことを‥‥。
そうこうするうちに、ミニチュアだけじゃさみしいから
会場撮影も組み合わせることになって、
妥協するどころか、むしろパワーアップしている‥‥。
これにはわたしもやや呆れてしまいました。
ところで、山下は、恵比寿のときと
まったく同じ衣装でロケに臨んでおります。
リポーター魂を感じる、8月炎天下でのジャケット着用。
Episode2:
陳列にゴールなどない!
たのしみ展の裏方の醍醐味(?)のひとつが、
数百パッキン、数千の品目、数万の商品を並べる搬入。
出展者さんの鮮やかな手際と
見事なディスプレイに惚れ惚れしながら、
ほぼ日の乗組員、アルバイトスタッフのみなさんで
一斉に会場を作り上げる、興奮と混沌と充実の時間です。
ちなみに会期中、商品の売行きや
お客さまの反応を本能でキャッチして、
売り場の模様替えをせっせと行なっていたのはこの3人。
なんというか、
「陳列にゴールなどないのだよ」という覚悟が
全身からにじみ出ている人たちなのでした。
Episode3:
老&若ばかりで中間がいない!
今回、うめだ阪急へ向かったのは23人の乗組員。
複数の企画を受け持つ人、関西出身者、
大きなお店を背負う人、運営全体にかかわる人‥‥
そんな人選で声がかかったのはこちらのメンバーです。
あえて括るとするならば、
気力と臨機応変力を請け負うアダルトチームと、
体力と瞬発力を発揮するヤングチーム。
そんな役割分担で臨もうと思い描いた布陣でしたが、
蓋を開けたみたら案の定、分担なんてできるはずもなく、
その全ての力が、あらゆる場面で必要だったため、
毎日の終礼はこんな状態に。
言わずもがなですが、
東京組の盤石なバックアップと応援がなければ
この老&若メンバーは7日間を乗り切れませんでした。
Episode4:
凄まじきかな『おはよう朝日です』。
今回も多くの出展者さんが
お店に立ってくださいました。
商品をつくったご本人に薦めていただけると
それへの思いが伝播するからでしょうか、
目の前の商品がぐんと愛しくなってくるのです。
出展者の方とやり取りする時間も、
お買いもののたのしみだなと思ったりします。
その初日のようすが、関西の朝の大人気情報番組
『おはよう朝日です』で金曜に放送されたため、
週末の賑わいはたいへんなことに。
なかには、放送前日の予告で、
次の日たのしみ展の紹介があると知ったお客さまが、
「『おは朝』で紹介されたら、もうだれもかれも来るから、
今日しかゆっくり見られないと思って」と
木曜の夕方に駆け込みでいらした方もいるほど。
その言葉どおり、
「おは朝」の影響力は凄まじいものでした。
ご紹介いただき、ありがとうございました!
Episode5:
振り返れば、なんと豪華な
トークショーだったことか。
あの見晴らしのよい大階段の前で
トークショーができますよ、と
うめだ阪急のかたに教えていただいたのは、
企画が始動したばかりの頃でした。
それならばと、真っ先に糸井重里との対談企画の
ゲストとしてお名前が挙がったのが、
「生活のたのしみ展」の発案のきっかけとなった、
伊藤まさこさんでした。
さらには、恵比寿開催の際に
「はじめての前川清。」コンサートを
実現して下さった前川清さん(サイン会も開催!)、
最終日にはみうらじゅんさんと、
バラエティに富んだトークゲストをお招きした
ここでしか見られないスペシャルリレー。
毎日見に来て下さった方もいたかもしれません。
もうこの光景を見ると、お客様も出演者の一部ですね。
熱量の高い会場のなかで軽やかに、
笑いの絶えないトークが繰り広げられたのでした。
Episode6:
あんがい好評! 生コマーシャル。
巡回展ならではのおたのしみ企画のひとつが、
ミニステージで行われた生コマーシャル。
何か賑やかなことをしたいね。実演販売とか?
あ、それが大型ビジョンに投影できたらいいかも。
ちゃんと司会もいたら生コマーシャル風になる?
そうは思ったものの、こういうことに慣れていないし、
みんな素人だしで、おそるおそる始まった企画でした。
コマーシャルがおわってすぐ列ができる店もあったりして、
結果はあんがい好評!よかったです。
見事なスタイリングを披露してくださった轟木節子さん、
立ち姿も絵になる小林和人さん、
3つのお店を紹介したCMクイーン乗組員・ひな、
日に日に商品に詳しくなり、気がついたらCMに出ていた
アルバイトスタッフの並河さん‥‥
いろんな人が活躍してくれました。
生コマーシャルのあいだカメラマンとして忙しく動きつつ、
この企画を誰よりもたのしんでいた
発案者・ハリーの恍惚とした表情も印象的でした。
Episode7:
食べる食べる!
スガノが大阪グルメ番長に。
搬入日を入れた7日間、
テキスト中継を担当していたのはスガノです。
スガノは、先日惜しまれながら解散をした
カロリーメイツのメンバーですので、
うめだ出張が決まったとき
乗組員が密かに期待していたのが
大阪でのカロリーメイツ活動という贅沢な副産物。
読者のかたから「大阪来たならこれ食べて!」メールも
たくさん頂戴し、充実のグルメガイドとなりました。
梅田でごはんを食べる際はぜひお役立てください。
・串かつヨネヤ
・阪急デパ地下 一心堂のフルーツ大福
・新梅田食堂街 はなだこ
・梅田はがくれ(惜しまれつつ9月25日閉店)
・阪神百貨店 いか焼き
・うめだ阪急9階 丸福珈琲店のコーヒーとホットケーキ
・うめだ阪急地下2階
ワールドフードマーケットイートインスペース
- たけぞのコロッケ
- ヒマラヤ岩塩でいただく炭火焼ローストポーク
おまけのポテトサラダつき
・ねぎ焼きやまもと 十三
・旧ヤム(junaidaさんがレポートしてくれました)
・香川(北新地にある、乗組員の夜食人気No.1のお店)
そして、誰もが想定外だったのが、
となりの催場で開催されていた
「大九州物産大会」とのコラボレーションショット。
梅田に加え、九州にもおじゃました気分です。
Episode8:
アルバイトさんがスターダムを
駆け上がることもある。
それが、たのしみ展。
たのしみ展に欠かせないのが
アルバイトスタッフのみなさんの力。
あちこちで名物スタッフが誕生し、
もう全員をご紹介したいくらいなのですが、
テキスト中継効果で、一躍スターダムを駆け上ったのは
カレーの恩返しポップコーン屋台の担当だった
メヒディさんでしょうか。
今回も総勢110名のかたがたが
お店を支え、会場を盛り上げてくれました。
いつも「たのしみ展の自慢なんです」と
言いたくなるのがこの、
アルバイトスタッフのみなさんです。
Episode9:
東京からぞくぞく!
乗組員がテレポーテーション。
テキスト中継を見ていた東京メンバーは
居ても立ってもいられなかったようで、
会期後半が3連休だったことも手伝って
「来ちゃいました」な乗組員がぞくぞくと。
この、ゴレンジャーのような5人を見たときは、
ギリギリの人数で運営にあたっていたスタッフを救う
女戦士たちかと思いましたが、
とりたてて手伝ってくれるわけではなく、
お客様としてキラキラはしゃいでいる女神たちでした。
それでも十分、眩しかった。
Episode10:
うめだ阪急さん、ありがとう!
最初から最後まで、たのしかったです。
最後になりましたが、
この出張巡回展の立役者はうめだ阪急のみなさんです。
過去3回のたのしみ展は、ほぼ日単独主催でしたから、
この「共同開催」も初のチャレンジでした。
その試みが成功したのは、ひとえにうめだ阪急さんが、
「いっちょやりますか」と腕まくりをしてくれるような
やんちゃな頼もしさで、私たちを引っ張って下さったから。
会場には、糸井重里の挨拶文とならべるかたちで、
うめだ阪急さんがご用意くださった
たいへんすてきな文章をご紹介していました。
ご覧いただいた方もいらしゃるでしょうか。
大変なことはたのしくやろう、
そして互いにその大変さを引き受ける覚悟で臨もう、
そんな間柄で、最初から最後までご一緒できたことが
なにより刺激的でした。
搬入日に、「とうとう、たのしみ展が始まりますね。
ということは、終わってしまうのですね。
たのしみ展ロスですね。」と、
声掛け合った日が懐かしいです。
うめだ阪急さん、本当にありがとうございました。
たのしいことも、たいへんなことも、
全部ひっくるめてたのしいのが「生活のたのしみ展」。
また次回の「生活のたのしみ展」でお会いしましょう。
お目にかかれるのは、きっと、もうすぐです。
(おわり)