ほぼ日ニュース

第3回「ほぼ日の株主ミーティング」の
準備がはじまってます。
これまでの様子をあらためてご紹介。

2017年3月16日、株式会社ほぼ日は
東京証券取引所のJASDAQ市場に上場しました。
そのときのことは、
こちらの「ほぼ日ニュース」でご紹介しましたが、
上場したことで、年間イベントの1つに、
「株主ミーティング」という項目が加わりました。
時が経つのはあっという間で、
2017年、2018年と無事終了し、
早くも今年で3回目の開催となります。

いま、社内では本格的に
第3回「ほぼ日の株主ミーティング」の準備がはじまり、
今年の参加資格の基準日
近づいてきました。
これまでその内容について
お伝えしたことがなかったため、
「こんなふうに行われてます」ということを
あらためてご紹介します。

その前に、「株主総会」ではなく、
「株主ミーティング」と呼んでいる理由から。
「株主総会」は、法律上のさまざまな決まりごとがあり、
当然、それらを守って行う必要があります。
でも、せっかく株主のみなさまに
集まっていただける貴重な機会なので、
ふだんどおりの言葉で自由に交流でき、
たのしんでいただける場所を設けたい。
ほぼ日らしいイベントにしたい。
そんな思いから、法律で定義された「株主総会」と、
それ以外のイベントも含めて、
この日全体を糸井は
「ほぼ日の株主ミーティング」と名づけました。

第1回「ほぼ日の株主ミーティング」は、
2017年11月に開催しました。
なにもかもがはじめてのことで、
手探りで準備を進めましたが、
おかげさまで株主総会への一般的な出席率を
大きく上回る約2割の株主の方にご来場いただきました。
この日のことを、糸井は以下のように書いています。

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そして、特筆したいのは株主のみなさんの、
厳しくも暖かい「仲間感」でした。
あっちとこっちに分かれて、やりあうのではなく、
「同じ方向を向いて、いっしょにいい会社にしていこう」
という気持ちが、ひしひしと伝わってきました。
「株主さま」とか言って持ち上げるのではなく、
ビジョンを共有する友人であり、
身銭を切って応援してくれる人たちだと思えました。
励まされたりもして、控室で全員がほろっと泣きました。
(2017年11月27日の「今日のダーリン」より)

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▲はじめての「ほぼ日の株主ミーティング」の様子。

さて、第2回です。
2018年は「ほぼ日刊イトイ新聞」の
創刊20周年という節目でもあり、
それにまつわる展示を中心に構成しました。
写真とともに一日の様子を振り返りますね。


▲まずは前日の様子から。会場はオフィスから徒歩3分の場所。
什器や資料、展示物を台車で運びます。



▲こういう設営も自分たちで。


▲看板も設置して、準備完了!


▲開場前、たくさんの方が並んでくださってました。

12時、開場。
ほぼ日乗組員は全員参加で持ち場につきます。
第2回から、株主の方だけでなく、
ご家族1名さまもご参加いただけることになりました。


▲いつもラフな格好の乗組員たちも、この日ばかりはきっちりと。
一人ひとり名札もつけてます。


まずは、ビジネスデザイナーの濱口秀司さんによる
講演からはじまります。
(濱口さんについては、ほぼ日のコンテンツ
「濱口秀司さんのアイデアのカケラたち。」
「アイデアで解決した紙おむつ開発の話。」
ご覧ください)


▲濱口秀司さん。

世界中を飛び回り、
さまざまな企業の問題解決を図り、
大ヒット商品を続々と生み出している濱口さん。
「バイアス(先入観)を壊す」をテーマに、
刺激的な話がどんどん展開していきます。
アイデアを活かすとはどういうことかを、
ものすごくわかりやすく教えてくださいました。


▲実際に紙とペンを使って、
濱口さんの考え方を共有できる体験も。

すっかり場があたたまったところで、
「株主総会」がはじまります。
株主のみなさんに1年間の事業報告をし、
質問にお答えしたうえで、
役員の選任、株主への配当などの議案を採決します。


▲質疑応答に答えます。

「株主総会」が閉会し、通常であれば
ここで終わり、となるはずですが、
「ほぼ日の株主ミーティング」はまだまだ続きます。

続いて「ほぼ日の学校」チームによる、
シェイクスピア講座の
特別授業が行われました。
ここでは日本人女性初の
シェイクスピア全作品翻訳に挑む松岡和子さんが登壇。
『ロミオとジュリエット』を例に挙げ、
作品を訳す醍醐味を語っていただきました。


▲松岡和子さんによる講演。

次に、「ほぼ日の学校」でもお世話になっている
シアターカンパニー・カクシンハンのお二人が、
坪内逍遙訳と松岡和子訳、ふたつの翻訳で
「ロミオとジュリエット」の同じ場面を演じ分けます。


▲カクシンハンの河内大和さんと真以美さんによるシェイクスピア朗読。


▲聞いていると、その世界にひきこまれます。

さすがの声量と臨場感あふれる朗読に、
会場が一気に中世の舞台と化したところで、
カクシンハン主宰の木村龍之介さんが登壇し、
みなさんに呼びかけました。

「ロミオとジュリエットの、
いわゆるバルコニーシーンを
声に出して、みんなで読んでみましょう!
中央の通路を境に、こちら側はロミオ、
こちら側はジュリエットでお願いします」


▲カクシンハン主宰、演出家の木村さん。
会場が一瞬にして稽古場のような雰囲気に。

‥‥株主総会に来てロミオ
(あるいはジュリエット)に扮するなんて経験、
なかなかないのではないでしょうか。
突然の提案にとまどわれたかもしれませんが、
みなさん見事に朗読してくださいました。


▲学校長から「ほぼ日の学校」の説明も。

会場には、休憩時間に
自由に見学いただけるコーナーもあります。
「糸井重里のことばで振り返る20周年の年表」
「ほぼ日の食品を試食できるコーナー」
「ドコノコやアースボールなどコンテンツの展示」
「生活のたのしみ展の振り返りコーナー」
を用意しました。

年表を見ていた方が、
「このあたりからほぼ日を読みはじめたんです」
と教えてくれたり、
乗組員も「私が入社したのもそのころです」
なんて言って一緒になって楽しんだり。
株主のみなさんと乗組員の
ゆるやかな交流の場所にもなりました。


▲麻布の一軒家で迎えた創刊日から、
ほぼ日手帳の発売、上場など、これまでのことがずらり。


▲創刊20周年記念のフォトスポットも。


▲「ほぼ日のアースボール」コーナーは、
お子さんたちにも人気でした。

また、会場内には、東京・青山と京都にある
ほぼ日のお店「TOBICHI(トビチ)」の
出張所を作りました。
ここには「ほぼ日手帳」をはじめ、
ほぼ日のさまざまな定番商品が並びます。


▲実際に商品を見ながら購入できます。


▲「おらがジャム」を実際に試食できるコーナーや、


▲「生活のたのしみ展」で販売したグッズもあります。

イベントもいよいよ終盤、
みなさんからのさまざまな質問に答える
「質問会」が開かれました。
途中、弊社とも深く関わりがあった
任天堂の元社長、岩田聡さんのことにも質問が及び、
糸井や乗組員が思い出を語る一幕もありました。


▲質問に答える糸井と乗組員。

19時、閉場。
開場が12時でしたので、
かなりの長丁場となりましたが、
たくさんの方が最後まで残ってくださいました。
お土産に、ほぼ日の「感じるジャム」
「おやつミックス」「カレーの恩返し」などが入った
「ほぼ日のおいしいもの詰め合わせ」を
お渡しして、お見送りします。

最後に、参加してくださった
みなさんからの感想をご紹介しますね。

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いつもほぼ日で拝見している乗組員の方々が
きびきびと楽しそうに間近に動いているのが
うれしかったです。

昨年、人生ではじめて株主総会というものに出席して、
丸一日とても楽しかったので、
今年もとても楽しみにして来ました。
有意義な日曜日でした。
濱口さんの講演、興味深く拝聴しました。
来年も楽しみにしております。

株主ミーティングに参加したくて株主になりました。
ほぼ日での楽しさは乗組員にならないと
体験できないものだと思っていましたが、
今日、濱口さんのお話を聞いて、
ほぼ日支店を勝手に自分の職場で私が勝手につくり
「やさしく、つよく、おもしろく」な時間を過ごせば、
今の環境でも楽しくなるかも、
と考えながら今日は帰ります。

濱口秀司さんの講演を企画してくださり
ありがとうございました。
シンプルにまとめられたプレゼンや
講演内容は自分の仕事に役立つヒントが
たくさんありました。
来年どんなイベントがあるのか今から楽しみです。

「ほぼ日刊イトイ新聞」メール配信の時代より
楽しみに拝見しておりました。
もう20年になるんですね。
まだまだこれからもがんばってください。

株主ミーティングに参加させていただきました。
最初はどこか適当なタイミングで
帰ろうと予定していたのですが、最後までいて、
アースボールの質問もさせていただきました。
ありがとうございました。
まさかジュリエットになるとは思いませんでした‥‥。
ほぼ日はほんとに最初の頃から欠かさず読んでいて、
年表など見てずいぶん変わったなあとも思いつつ、
「やらないことを決めるのが戦略だ」じゃないですけど
きちっと守っていることも多い。
あらためて惚れ直しました。

初めて株主ミーティングに参加しました。
去年は都合がつかず断念。
今年は開催日が決まって以降
楽しみにしていました。
当日、地元から移動。会場には入場を待つ列。
よりワクワクが高まってきました。
濱口さんの講演に始まった1日。
すごく有意義に過ごすことができました。
ダーリンや乗組員のみなさんの
温かさに触れることができ、感激でした。

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参加してくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました。
スペースの都合で、一部の方はイベントの様子を
中継会場でご覧いただくなど、
ご不便をおかけしてしまい申し訳ありません。
今年はスペースを広く取り、
より多くの方に
直接ご覧いただけるようにする予定です。

10月中旬には今年のスペシャルゲストの発表を含め、
詳細をお知らせしますね。
第3回「ほぼ日の株主ミーティング」も
みなさんに楽しんでいただけるよう
乗組員一同、がんばります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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第3回「ほぼ日の株主ミーティング」へのご参加は
2019年8月28日時点で、
株式会社ほぼ日の株を一単元(100株)以上
所有している方が対象となります。
ご興味がある方は、こちらのページ
詳細がありますのでご確認ください。

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