こんにちは、「ほぼ日」の針生です。
前回、ほぼ日きってのゲーマー乗組員、ヤエによる
「任天堂カンファレンス2008.秋」のレポートを
お届けしましたが、今回はその第2回目です。
まだ第1回目を読んでないよという方はこちらをどうぞ。
まずは、もう一度彼女の紹介をしておきますね。
おもに「ベア1号」や「やさしいタオル」に
携わっている彼女は無類のゲーム好き。
ランチでひとたびゲームの話になったりすると、
食事するのを忘れて話し続け、
みんなよりも食べ終わりがかなり遅れるほどです。
そんな彼女にレポートを好きなように書いてもらいました。
のびのび書いてもらったのびのびレポートです。
ところどころで僕が突っ込みや合いの手を
入れさせてもらいますね。
それではヤエさん、今回もお願いします!
「任天堂カンファレンス2008.秋」のレポートを
任されました、ほぼ日乗組員のヤエです。
第2回目となる今回もよろしくお願いします!
私、会場で発表されるまで、
新しいニンテンドーDSが出るとは
まったく知りませんでした。
心の準備ができてなかったものですから、
岩田さんが「ニンテンドーDSi」(以下DSi)の
発表されたときの驚きときたら!
「ニンテンドーDS」ファミリーの第3世代となる
「DSi」はシンプルでスマートなデザインで、
たたずまいは、大人のステーショナリーのようです。
「ニンテンドーDSLite」(以下DSLite)よりも横長になり、
厚みが薄くなった分、少し軽くなったとのこと。
このデザインは、男女年齢、ファッションを問わず、
どなたにも自然となじみそうです。
さっそく、今使っている「DSLite」と比べてみました。
「DSLite」の丸みを帯びたぽってりしたかたちは、
親しみが持てて気に入っているんです。
しかも、私の「DSLite」は苦労して手に入れた限定版で
ひそかに自慢の品だったりするのですが、
それでも、新しい「DSi」いいなあ‥‥。
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ヤエさんがDSiと比べているDSLiteは
スクウェア・エニックスの
「すばらしきこのせかい」というゲームソフトが
発売されるときに限定販売されたレアなDSLite。
ヤエさんは「限定発売」とか「レアもの」が
とってもとってもとってもとっても大好きです。
じつはこのとき、ほかの取材陣の方々も
DSLiteを取り出してDSiと比較していたのですが、
僕が見ていた限りでは限定版のDSLiteで比べていたのは
ヤエさんひとりだけでした。
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充電ランプの位置や光り方も、カメラレンズの位置も、
エッジの角度も、シックなつや消しカラーも、
とにかく細部に渡ってスマートなデザインです。
また、ひとまわり大きくなったという画面も、
実際に比べて見ると、とってもよかったです。
ふと気がついたのですが、同じソフトの場合、
画面が大きくなると、文字もあわせて大きくなるんですね。
文字がはっきりして見やすかったです。
「DSi」にはいままでにない、
新しい機能がいっぱい追加されていました。
たとえば、
★楽しい編集ができるカメラと音楽プレーヤーがついた。
★SDメモリーカードを使ってWiiや、パソコン、携帯電話と
写真や音楽のやりとりができるようになった。
★無線LANでインターネットの閲覧ができるようになった。
★インターネット上の専用ショップから
ソフトをダウンロード購入して増やせるようになった。
(ソフトには無料のものや体験版もあります)
などなど。「DSi」は本体だけでもかなり楽しめそうです。
新機能のいくつかを体験させてもらったので、
さっそくご紹介しますね。
▲ニンテンドーDSiショップというインターネット上の
ショップからソフトが買えるようになります。
インターネットブラウザもダウンロードできます。
▲この「うごくメモ帳」もダウンロードできるソフトのひとつ。
無料で楽しめます。
「カメラと音楽プレーヤーがついた」と知ったときは、
私は携帯電話とiPodとデジカメを
いつもカバンに入れて持ち歩いていることもあって、
「まあ、それは私にとって必要のない機能かなあ」と
思ってしまったのですが、
それは早々に間違っていたと気づきました。
「DSi」のカメラは、撮った写真に落書きする、
スタンプを押す、ゆがませる、フレームをつける、
ふたりの顔を合成する、「似てる度」を判定するなど、
11種類もの遊びのツールが用意された
「遊べるカメラ」だったのです。
自分のセンス次第だけど、アートなカメラともいえるかも。
▲自分を撮影して、ゆがませてみました。
タッチペンで顔をひっぱったりもどしたりしているうちに、
すごい顔になっていました。とんでもなくシュールです。
▲「似てる度」チェーック!
右が針生さん、左がトリイさん。
ふたりの似てる度は、わずか1%でした。たしかに。
「DSi」のカメラで撮った写真は、
遊んだ写真も、ふつうの写真も、
保存するとアルバム表示されるので、
手軽な写真帳や日記帳としても使えます。
SDメモリーカードを使って、
撮った写真をWiiはもちろん、パソコンや携帯電話でも
見られるところもいいなって思いました。
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このDSiカメラを見て、ゲームボーイに接続できるカメラ
「ポケットカメラ」を思い出した方も多いかと思います。
これ、自分のアイデアでいろいろできるところが
すごくおもしろかったんです。
それこそ自分でアイデアを出して考えて遊ぶ、
遊べるカメラでした。
DSiカメラはこの血を受け継いでいるように感じました。 |
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岩田さんの基調講演中、
「DSi」はスピーカーの音量・音質ともに
よくなったとの発表が。
これは試聴せねば! と勇んでDSi体験会場へ突撃です。
実際に聴いてみると、たしかに、「DS Lite」よりも
スピーカーから大きな音量が出せるようになっていました。
これはいいです!
さらに、ヘッドホンで聴いたときも
いい音になってるかもと思い、
いつも使っているマイイヤホンでの
試聴をさせてもらいました。
そんなことを頼む人はひとりもいなかったようで、
説明をしてくれるお姉さんは一瞬とまどいながらも、
笑顔でオッケーしてくれました。
ありがとうございました!
▲自分のイヤホン(SHURE E5c)を装着中。たしかに
イヤホンで聴いても音質は「DSLite」よりも
向上していると感じました。
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そもそもこの状況を説明しますと、
DSi体験コーナーはソファに腰を下ろし、
お姉さんが懇切丁寧にDSiの説明をしてくれるという
仕組みになっていたんです。
備え付けのヘッドホンがあったのですが、
ヤエさんは音質に徹底的なこだわりがあったらしく、
自前のイヤホンで試させてほしいとお願いしてました。
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「DSi」の音は予想以上によかったです。
最近のゲームソフトは、俳優さんや声優さんが、
セリフを言うシーンが増えましたし、
音楽もかなり凝ってます。音質のよさはだいじです。
また、自分のパソコンのライブラリの曲を
SDメモリーカードに入れて
「DSi」で聴くことができるようになったので、
いままでよりもきれいな音で聴けるって、なによりです。
「DSi」には、音楽プレーヤーが加わったのですが、
一般の音楽プレーヤーと違って、
おもしろい&お役立ち機能が、いろいろあります。
「DSi」で録音して保存した自分の声を
扇風機を通した、へんてこな声に変えて遊ぶとか、
楽曲からボーカルを消してカラオケの練習する、
なんてことができたりします。
また、再生速度や音程を変えられる機能は、
遊びだけでなく、語学のレッスンにも役立ちそうです。
SDメモリーカードが使えるようになったことが大きいのですが、
英会話をSDメモリーカードに保存して、
聞き取りにくい部分をゆっくり再生することも
かんたんにできます。
「DSi」を、たまにゲームもできる
オーディオブック閲覧器機として使う人もいるでしょうし、
語学学習や健康管理器機として使う人もいるでしょう。
日記帳や写真アルバムにする人もいるかもしれません。
私なら、なにせゲーム好きなので、専用ショップから、
どんどん新しいゲームソフトをダウンロードして、
ディープなゲーム機に、とことんカスタマイズしちゃいます。
使う人の目的やライフスタイルにあった中身にできる「DSi」は、
外観のデザインと同じように、
中身も「どなたにも自然になじみそう」です。
岩田さんが話しておられた「マイDS」が
本当に実現しそうだとひしひしと感じました。
発売日は11月1日。
うーん、たぶん、しばらくの間は「DSLite」の発売のときみたいに
売り切れ続出だろうなあ。
ぼちぼちお金を貯めながら、
手にする日を気長に待ちたいと思いますー。
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ヤエさんは「気長に待ちたいと思いますー」と
書いていますが、
実際は「あの店で予約が開始された」とか
「あの店はもう予約でいっぱいだった」とか
すんごくこまめにチェックしてます。
ぜんぜん気長じゃない感じです。
かく言う僕も、どうやって発売日に手に入れようかと
悩んでおります。 |
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さて、次回は、これから発売される
新しいゲームソフトについてご紹介しますね。
Wiiの「どうぶつの森」や「Wii Sports」の新作も出ますよ!
2008-10-29-WED
(続きます) |