こんにちは、「ほぼ日」の針生です。
今回はニンテンドーDSを使ったサービスのお話です。
博物館や美術館などに
展示物の前で指定された番号を入力すると
その展示物に関する情報を音声で教えてくれる
音声ガイドというものがあります。
そのニンテンドーDS版とも言えるものが
存在するのを知っていますか?
『ニンテンドーDS ガイド』って言うんです。
いち早くこのシステムを導入したのが
大阪にある世界最大の水族館「海遊館」。
どういうサービスかというと、
まずは、DSの通信機能を使って
データをダウンロード。
水族館内の順路に沿って進んでいき、
水槽に貼ってある数字と
DSに表示されている同じ数字をタッチすれば
水槽内にいる生物の生態やおもしろい習性、
その水槽がどんな世界の地域を再現しているかなど
ためになって、かつ楽しい情報を
写真や音声で説明してくれます。
水槽内を注意深く観察しないと絶対にわからない
「さがしてみよう」クイズ、なんていうもの。
持参したDSがあればすぐに利用できます。
もちろん無料!
そして、このサービスを受けられるDSは、
初代から最新のニンテンドーDSiLLまで
すべてのDSに対応しています。
ここで長々と語るよりも、
見てもらったほうが早いかも。
というわけで、実際に取材に行ってきましたので、
そちらをご覧くださいませ。
同行は弊社乗組員、デザイナー岡村です。
スライドショーでどうぞー。
海遊館事業本部 営業部
サービスチーフマネージャー 丸山雅史さん
私ども、海遊館は
入場料として大人2000円、こども900円いただくのですが、
追加料金を発生させずに
その金額の中でいかに楽しんでいただくか。
そして楽しみの中に学があるものを提供するか。
このふたつの視点から
お客様に満足していただけるシステムとして、
『ニンテンドーDS ガイド』を導入いたしました。
音声だけではなく、
画像なんかも出せるのがすごくいいんです。
最初に試験的にスタートしたときは
館内5か所、全部で10コンテンツしかなかったんですが
もっとお客様に満足していただきたいということで
26か所、76コンテンツに増やしました。
このコンテンツの中身も我々が考えたんですが、
ただ単に生物の紹介だけをやって
コンテンツの数を増やせばいい、
というわけじゃないんです。
だから、「水槽内を捜してみる」とか「クイズ」とか
そういうバリエーションに富んだものが必要なんです。
さきほど言った「学のあるもの」という部分でいえば
学習しやすさということを心がけましたね。
遊びながら学んでいただきたかったわけです。
1月31日までやっている鮫博のあいだは
さかなクンにも登場していただいています。
そういう間口の広さ、
これが大事になってくると思っています。
ぜひ、ニンテンドーDS持参で海遊館に遊びに来て
これらのコンテンツを楽しんでくださいね。
海遊館ではニンテンドーDSの貸し出しは
おこなっておりませんのでご注意ください。
その際、音声をキチンと聞くためのヘッドホンも忘れずに。
『ニンテンドーDS ガイド』というものが
どういうものか、おわかりいただけましたでしょうか。
簡単に言ってしまえば、
番号を押すと指定した音声が流れて、
画像が表示される、というソフトです。
展示をメインにおこなうイベントなどでは
ものすごく威力を発揮します。
じつはこの『ニンテンドーDS ガイド』
自分たちの手で簡単に作れるんです!
続きは明日。