昨日はニンテンドーDSが
美術館や博物館のガイドになる
『ニンテンドーDS ガイド』の実例を紹介いたしました。
(まだ読んでない方はぜひこちらを先にお読みください。
『ニンテンドーDS ガイド』がどういうものなのかを
すでに館内に導入している水族館
「海遊館」の取材とともにご紹介しています。)
さて、その『ニンテンドーDS ガイド』、
ソフトを使って自分で作れるようになりました。
そのソフトの名前は
『じぶんでつくる ニンテンドーDS ガイド』と言います。
必要なのはニンテンドーDSi、
もしくはニンテンドーDSi LL。
これを見てピンと来た方、あなたは鋭い!
そうなんです、このソフト、DSiウェアなんです。
(なぜ、ピンと来られる人がいるのかは
とっても長いコレを読むとわかります。)
しかもこのソフト、お値段は無料!
大事なことなのでもう一度言っておきます。
このソフト、お値段は無料です!
興味が湧いた方のために
どういう手順で作るのかを簡単に説明しますね。
『ニンテンドーDS ガイド』は
ニンテンドーDSi、ニンテンドーDSi LLの
カメラで撮影した写真が必要です。
対象となる被写体を内蔵ソフトの
「ニンテンドーDSiカメラ」で撮影しておきましょう。
『じぶんでつくる ニンテンドーDS ガイド』から
写真を撮影することはできないので
あらかじめ撮影しておくと便利ですよ。
注意!
『じぶんでつくる ニンテンドーDS ガイド』は
「ニンテンドーDSiカメラ」で撮影したものしか
使用できません。
また、「ニンテンドーDSiカメラ」で撮影した画像でも
パソコンに取りこんで加工したものなどは使用できません。
でも、どうしても
パソコンで加工した画像を取りこみたい!という人は、
パソコンの画面を撮影するという方法を使いましょう。
※岡村はゲームで遊んでいるように見えますが、一生懸命PCの画面を撮影をしております。
被写体の撮影が終わったらDSiメニューから
『じぶんでつくる ニンテンドーDS ガイド』を選び
ソフトを立ち上げましょう。
ガイドを編集できる「編集モード」を選択すると
「カンタン」と「高度な編集」の2種類が選べます。
それぞれの特徴は、
カンタン ‥‥細かい設定をおこなわずにデータの編集ができます。
高度な編集‥‥さまざまな設定を自由におこない、自由に編集できます。
実際に作った人間として言わせていただくと
最初は「カンタン」で始めましょう。
理由はふたつ。
ひとつは「カンタン」な編集から始めても、
途中から「高度な編集」に変更することができるから。
(「高度な編集」から「カンタン」にはできません。)
もうひとつは「高度な編集」が本当に高度だから。
ふつうに作る分には
「カンタン」でできる機能で十分だと思います。
1で撮影した写真をどの順番で表示させるかを
選択していきます。
写真をタッチ、スライドして番号の上に乗せればOK。
カンタンです。
ニンテンドーDSi、ニンテンドーDSi LLの
マイクに向かって写真の説明となる音声を録音しましょう。
マイクは上の画面と下の画面のあいだにあります。
音声自体の編集はできませんのであしからず。
あとはさっき写真を選んだときのように
指定の写真の番号ところに
できあがった音声をタッチ、スライドさせれば
その番号のデータは完成です。
この作業を繰り返していって、
すべてのデータができれば完成です!
さぁ、配信できるデータは完成しました。
でも、これをどうやって配信するのか?
じつはこの『じぶんでつくる ニンテンドーDSガイド』は
「再生ソフト」と「作ったデータ」
このふたつを配信します。
そこで2台のニンテンドーDSiか
ニンテンドーDSi LLが必要です。
受信はすべてのニンテンドーDS本体でおこなえます。
というわけで、実際に作ってみたデータを
実際に受信、再生してみたので
動画で紹介いたします。
「ほぼ日手帳2011」のカバー紹介動画の画面を
接写で撮影し、音声はヘッドホンからの出力を録音しました。
いかがでしたでしょうか。
このようにガイドのデータは
けっこうカンタンに作れてしまいます。
写真と音声の組み合わせるだけのカンタン設計。
でも、出来ることの幅はグッと広い。
実際に作ってみて、そんな印象を受けました。
ぜひ、みなさんもいろいろなことに
使ってみてくださいね。
例えば、文化祭や展覧会などで、
ガイドとして利用するのはもちろん、
写真と音声を使って紙芝居を作ってみるなど、
新しい遊びも生み出せます。
また、12月17日から、
美大生の総合展示会「THE SIX」で
『ニンテンドーDS ガイド』をつかった
案内サービスが行われます。
ニンテンドーDSを持って行くと、
作者の自己紹介や作品紹介といった
メッセージを聞きながら、展覧会が楽しめます。
そろそろ展示発表を控えているみなさん、
いかがですか?
この『ニンテンドーDS ガイド』をはじめ、
公共の場でニンテンドーDSが使えることが
この先ドンドン増えていきそうです。
任天堂のこちらのページでは、
どこの施設でどういったサービスが受けられるのかを
紹介しています。
さぁ、ニンテンドーDSを持って街に出よう!