「次の試合で必ず大リーグボールをスタンドに
叩き込むばってん。きんしゃい星くん!」
と、『巨人の星』の第70話
"左門の予告ホームラン"よろしく、前回で予告したとおり、
今回は、ゲームキューブ用の対戦アクションゲーム、
『パックマン vs.』を遊んでみようと思いまっす。
では、いきなりですがさっそくゲームキューブのフタを開けて、
『パックマン vs.』をセット!
続いて、おもむろに人差し指で電源ボタンをオン!
もちろん、人差し指ではなく、中指、くすり指でもけっこうです。
すると……キました、キました、
『パックマンvs』のタイトル画面が!
そこで、やっとこさ説明書をチェックしてみます。
「ん、なになに? このゲームは2人~4人用とな?」
では、そこらへんでヒマそうにしている
「ほぼ日」乗組員3人を捕まえ、
テレビ画面の前にムリヤリ座らせてと……。
よし、ゲームキューブに
コントローラー3つと、ゲームボーイアドバンス
(またはゲームボーイアドバンスSP)はつないであるので
これで準備完了と!
▲4人で遊ぶときの接続方法は図のとおり。
2人で遊ぶときは、コントローラーひとつと、
ゲームボーイアドバンス、GBAケーブルがあればオッケー。
ふむふむ、
パックマン役の人は
ゲームボーイアドバンスの画面を見ながら
パックマンを操作し、
またモンスター役の人は
ゲームキューブの画面(テレビモニター)を見ながら
それぞれ担当のモンスターを操作するんですか。
なるほど、なるほど。
ようは迷路のなかで鬼ごっこをすればいいんですね。
へえー、これはこれは単純明快なルールです。
▲パックマン役の人だけが見る
ゲームボーイアドバンスの画面。
いわゆるオリジナルの『パックマン』と同じで
迷路全体が見渡せる。
▲モンスター役の人が見る
ゲームキューブの画面。
自分の周囲の景色がほんの少し見えるだけ。
画面右下にあるレーダーで、
自分が迷路のどの位置にいるかを確認できる。
では、さっそくゲームスタート!
パックマン役の人は
モンスターに捕まらないように移動しながら
迷路内のエサを食べまくって点数を稼ぐわけですね。
「パクパクパクパク……」
お、どんどん点数が上がっていきますよ。
「おーっと危ない!」
モンスターが近づいてきた~! 捕まってしまう~!
といっても、そのモンスターを操作しているのは、
となりに座っている、さきほどまでヒマそうにしていた
スタッフのひとり。
「うー、ちょっとまって、ちょっとまって!」
「こんど、ご飯おごるから捕まえないで~!」
と、油断させておいて、パワーエサでパワーアップ!
卑怯? いえいえ、これも作戦のひとつ!
これで、モンスターは
一定時間イジケモンスター(青色)となり、
形勢逆転です。
こんどは、モンスターを食べながら
点数を獲得していきます。
1匹食べると200点、2匹食べると400点、
3匹食べると800点、そして連続で4匹食べると1600点!
「うしゃしゃしゃ! 点数稼ぎ放題!」
と、喜んでばかりもいられません。
一定時間が終了すると、イジケモンスターは
通常のモンスターに戻ってしまうんです。
もたもたしていると、
すぐにモンスターに捕まってしまうので
注意ってことですね。
ちなみにモンスター役の人は、
自分のまわりの景色とレーダーだけを頼りに
迷路内のパックマンを追いかけるんですか?
へぇ~、画面全体が見渡せないぶん大変ですね~。
しかし見事パックマンを捕まえることができれば
1600点が加算。
そんな大量得点が加算されるとなれば、
そりゃ血眼になって捕まえにくるワケですね。
で、見事パックマンを捕まえたプレイヤーは
こんどはパックマン役となるんですか。
▲パックマンを捕まえたプレイヤーが、
次のゲームのパックマン役になる。
画面の支持どおりに、
ゲームボーイアドバンスと
コントローラーを持ち替えて再戦。
なるほどね~、それを繰り返し、
ゲームスタート時に設定した目標点数に
いち早く到達したプレイヤーが勝ちというワケですか。
▲試合の最中でも、
目標点数にいち早く到達した時点で
ゲームは終了。
優勝者の発表となる。
うんうん、こりゃ簡単、簡単!
「最近のゲームは複雑すぎてわかりにくいわ」、
「子どもと一緒にゲームをするけど、まったく勝てないよ」
そんなおかーさんや、おとーさんにぜひ遊んでもらいたいです。
パックマン、モンスターの移動は
コントローラーの十字ボタンのみ。
しかも、"迷路内で鬼ごっこをしながら得点を稼ぐ"という
シンプルなルール。
30分も遊んでコツさえつかめば、ほとんどみんな同レベル。
そんなプレイヤーのゲームスキルはほとんど関係なし、
っていうのがいいですよね。
しかも、モンスター役のプレイヤーが複数いる場合は、
「右上にいたぞ!」とか、
「いま下に追いかけているから挟みうちしようぜ!」とか、
「明日からおやつ抜きよ!」とか、
「歯磨けよ、勉強しろよ、また来週~!」などと、
声を掛け合い協力しながら楽しむことができるのもポイント。
これなら、誰と遊んでも楽しめそう!
夫婦の仲も、家族の絆も、友だちとの友情も、
さらに深まること間違いなさそうです。
簡単なルールだけど奥が深い、
年齢性別を問わず誰でもが遊べる、
というゲーム性はもちろん、
ゲームと遊ぶのではなく、ゲームを使って人と遊ぶといった、
遊び道具としての楽しさがギュッと詰まった内容でした。
これなら人が集まる機会の多いこの年末年始に
重宝しそうです。
あ、ちなみに、前回でもお伝えしましたが、
この『パックマン vs.』は非売品ですので、
ゲームショップなどで直接購入することはできないんです。
「遊んでみたい~」というかたは、
下記をクリックしてみてください。
『パックマン vs.』を手に入れる方法
(別ウィンドウが開きますよ)
さてさて、第3回目となる次回は、
世界で人気の『パックマン』のレアグッズがお目見え!
世にも珍しいパックマングッズのアレコレをご紹介します!
お楽しみに!
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