──
今日の動画は、おもに
娘さんとお母さん、つまり
みうらさんにとって「子」と「親」の
両方の思い出についておうかがいいたしました。
みうら
ぼくはこういう仕事をしているし、
親となったぼくの家に遊びに来てくれる人たちも
「人間椅子さん」とか「デーモンさん」でした。
状況的にはすごく変だったと思うんですが、
娘には自分が「変な家の出身である」という
自覚があったのかどうか、わからないです。
なかったんじゃないかな?
でも、よく考えたら、
あんな強烈なファンが家の中にふたりもいた
自分のほうがよっぽど
変なところの出身ですね。
──
なにが変なのかって、
そうとうおとなになってからしか
わかりませんね。
動画の中で、
娘さんが「お父さん」として制作した
赤い頭の「パパパンダ」は
今回、TOBICHI2の展覧会に展示されます。
みうら
あれがもとで、学校の先生から
「お子さんが情緒不安定かもしれない」と
呼び出されて、
ぼくが自分で「実物どおりです」って
証明しに行きました。
──
それをうかがって私は、
みうら少年が夏休みの思い出の課題で描いた
「王冠をつけたクジラ」の話を
思い出しました。
みうら家の親は両方、「これが真実です」と
証明しに学校に出向いているんですね。
みうら
同じことをくり返しているかにみえますが、
ぼくのほうは、もちろん嘘が入ってます。
──
それを
「先生はじゅんの想像力をわかってない!」
と言い切るお母さんはすばらしいですね。
感動します。
みうら
まさにファン行動ですね。

TOBICHI2での展示がさらにおもしろくなる
動画をぜひごらんください。
登場する「パパパンダ」「戦隊レンジャーのサイン」
ふたつとも、現物を展示する予定でおります。

第5回 王冠のクジラとパパパンダ。

  • 1)親は学校の先生に対して、
      子を肯定しに出向く機会があります。
  • 2)子がもらった芸能人のサインは、欲しくなります。
  • 3)家が変かどうかは時間が経たないとわかりません。
  • 4)「コン」はしおらしい相手に対して出ます。
2016-10-03 MON