「スキャン用の美本」を求めて、行動を早速開始する。
いかに、古い知り合いに問い合わせるとは言え、
電話は(正直なところ)ネットで検索よりも
多少億劫なので、
まずは、検索窓に
「古本 さよならペンギン」などと入力する。
まず、「さよならペンギン」の古本を探す者が、
かならず「ぬかよろこび」をする物件に
当然だが、モギもひっかかる。
「お、アマゾンにあるじゃん。
『さよならペンギン』。」
それは、同名の書籍
「さよならペンギン」のほうである。
これは、絵本ではなくSFのようである。
そして、古本をさがすときにも、
この同名の書籍はひょいひょいと顔をだし、
絵本のほうの「さよならペンギン」を探す者に
ぬかよろこびにつぐぬかよろこびをもたらす。
そっちの「さよなら」じゃないんだよ‥‥。
しかし、絵本の方の情報にたどり着いたとしても、
2008年の入荷情報だったり、
オークションの残骸だったりと、
「過去に『さよならペンギン』ありました。」
という情報ばかりである。
こりゃあ、無理だな。
さっさと、作戦を「古い知り合い」に変更だ。
古い知り合いといってもなあ‥‥。
と思って、社長こと糸井重里に理由を説明して
いいアイデアはないかと聞いてみた。
「あ、それだったら、
石井くんにきいてみな。」
おお。石井さん。
ラッキーナイスの石井さん。
ラッキーな人とナイスな人が作った会社
ラッキーナイスの石井さん。
石井さんはラッキーな人だったかな、
ナイスな人だったかな。‥‥忘れちゃいました。
石井さんは、ラッキーナイスという会社を作る前に、
糸井事務所で働いていた人物だ。
勤め始めたのは、「さよならペンギン」が出版された頃、
ではなかったか??
さあ、電話だ! 電話をしよう! |