2010年12月14日
「ほぼ日」を使って探そう。

さて「そっちじゃない」事件が過ぎ去ったあと、
永田と立ち話をした。
永田もネットで探すということを試みていたが、
「さよならペンギン」にたどり着くことはなかったという。

同時に我々は、社外の倉庫も調査をした。
倉庫の管理をしている西田マン曰く、

「あ~、外部の倉庫に、書籍はないですね。
 みたことないです。」


▲これが、西田マン。
 20歳くらいの頃は目が輝いていたが、
 今は、大人になってしまって、輝きが失せた、と
 もっぱらの評判であるが、本人曰く「昔から輝いていない。」と。

ということだ。
たぶん、探せるところはあらかた探した。
モギはもう「アレを壊せばいいじゃないか」と、
心のなかで思っている。
たぶん、顔にも出ていたと思う。

ああ! あぶない! 
このせっかちにまかせておいたら、
復刻前の絵本がこの世から消える、
とおもった永田は、すかさず言った。

「もう、いっそ『ほぼ日』に助けてもらおうよ。」

と、もしますと‥‥。

「読者のみなさんに広く呼びかける。
 『さよならペンギン』を持っていないかって。」

持ってないかってきいて、
持ってた人の末路は自分の絵本の解体ですよ?

「いや、復刻のためだし、
 それ自体をおもしろがってくれる持ち主が
 ひとりでもいれば、いいんだよ。」

そんなお人好しいるかね?

「あんたが、お人好しじゃなさすぎるんだと思う。」

それは否めない。
「たぶん、一人ぐらいはいるはずだ、
 と思おうじゃないか。
 やってみないとわからないよ。」

そら、そやね。 

「折しも、年末が近付いているじゃないか。
 帰省してさ、実家のダンボールを
 さがしてくれるような人がいたら、いいと思うんだよ。」

じゃあ、呼びかけてみようか‥‥。
年末年始のコンテンツのひとつにもなるしね。

本心は、年末のコンテンツが増えるからやろう、
という理由であったかもしれない。
でも、やってみようじゃないですか。

復刻のためには、
ただの「さよならペンギン」じゃダメで、
「美しい」「さよならペンギン」が必要だって、
藤井さんもおっしゃってたし。

そうとなれば、
さ、すぐ準備だ!
‥‥と、言いたいところなんだけど、そのためには、
仲間を増やさないといけないよ。
ワシらは、WEBページが作れないのだよ。
デザイナーさんが必要じゃあないかい?

「そうやった。そうやった。」

どうしようか。誰に声をかけようか。
グッズをつくる野望とかにも
つきあってもらわないといけないし。

「う~~~ん。廣瀬さんは?」

それは、ナイス! 
それに、廣瀬さんは、
湯村さんのファンだったはずだよ!

「じゃ、きまり!
 グッズの話もあわせてしておいてね。」

はいは~~い。


▲これが、廣瀬。
 なかなか個性的な顔立ちをしている。
 一度みたら、忘れられない人となる。
 酔っ払うとあらゆる関節がグニャグニャになる。
 本人は否定するけども。

そうして、廣瀬に聞いてみると、二つ返事。

「わ~~! うれしい!
 ほんと、湯村さんのファンだからさ~。オレ。
 なんでもやるよ~~!」

そうして、二つのことがきまった。
■年末年始に「さよならペンギン」を探す
 コンテンツを立ち上げる。
■ページデザインは廣瀬さんが担当すること。

(さて、いよいよ。「ほぼ日」読者に呼びかけをする、
 と、その前に、時間を巻き戻してそれ以外のいろいろを。)

2011-03-04-FRI
次へ 前へ