白桃記
あまりにもおなじだからと、
父が桃を置きました。
なにの意味もなく、桃を置く。
犬はあまりにもおなじを、
昨日のように愛しているのに。
辣韮、茴香、帰郷、愛嬌、田螺。
<ブイヨン青春詩集(未刊)より>
父が桃を置きました。
なにの意味もなく、桃を置く。
犬はあまりにもおなじを、
昨日のように愛しているのに。
辣韮、茴香、帰郷、愛嬌、田螺。
<ブイヨン青春詩集(未刊)より>
2007/07/05 01:24