祖父江さん
「ぼくは、人に
写真を撮ってもらうこともあるし、
撮影の現場にたちあうこともあるんだけど、
シャッター音ってわりと聞こえるわけ。
小鳥さんのシャッター音は、
シャッター切る数も多くないし、
とてもリズミカルなんですよ。
あれは、なんですか?
すこし未来に(シャッターを切る瞬間)に
その人のいい時期が起こるとわかって、
指が動くんですか?」
小鳥さん
「ぼくは前から、
いつも過去にもどりたいと思いがちでした。
高校生のときは中学生に戻りたくて、
中学生のときは小学生に戻りたかったです。
どちらかというと、
時間をとめたいと思ってたのかもしれません」
祖父江さん
「そっかー」
小鳥さん
「あ、でも人から、
小鳥くんはシャッターで人を殺してるって
言われたことがあります」
祖父江さん
「ああ、そうね。
小鳥さんがシャッターを切ると、
それがその人の
いちばんいいときになっちゃう」
小鳥さん
「いや、そうじゃないと思う」
祖父江さん
「小鳥さんってさ、きゅうにいなくなるでしょ?
いるのに存在感がないってことあるの。
あれは写真家として
すごい才能なんだけども、
そのへんは鍛えられたの?」
小鳥さん
「もともと存在感はないし(笑)、
でもいつも、写真を撮るためには
そうなりたいと思っていました。
半分気体になってるというか‥‥」
「ぼくは、人に
写真を撮ってもらうこともあるし、
撮影の現場にたちあうこともあるんだけど、
シャッター音ってわりと聞こえるわけ。
小鳥さんのシャッター音は、
シャッター切る数も多くないし、
とてもリズミカルなんですよ。
あれは、なんですか?
すこし未来に(シャッターを切る瞬間)に
その人のいい時期が起こるとわかって、
指が動くんですか?」
小鳥さん
「ぼくは前から、
いつも過去にもどりたいと思いがちでした。
高校生のときは中学生に戻りたくて、
中学生のときは小学生に戻りたかったです。
どちらかというと、
時間をとめたいと思ってたのかもしれません」
祖父江さん
「そっかー」
小鳥さん
「あ、でも人から、
小鳥くんはシャッターで人を殺してるって
言われたことがあります」
祖父江さん
「ああ、そうね。
小鳥さんがシャッターを切ると、
それがその人の
いちばんいいときになっちゃう」
小鳥さん
「いや、そうじゃないと思う」
祖父江さん
「小鳥さんってさ、きゅうにいなくなるでしょ?
いるのに存在感がないってことあるの。
あれは写真家として
すごい才能なんだけども、
そのへんは鍛えられたの?」
小鳥さん
「もともと存在感はないし(笑)、
でもいつも、写真を撮るためには
そうなりたいと思っていました。
半分気体になってるというか‥‥」