2013年のちょっと特別な革カバー。
ブライドルレザーの魅力をもう一度。

こんにちは。
です。

春からほぼ日手帳をはじめるみなさん、
お気に入りのカバーは見つかりましたでしょうか?

さて、
2013の革カバーのラインアップに加わった
「ブライドルレザー」

抽選販売の応募期間がのこり1週間を切った今日、
今まで十分に語りきれていなかったカバー、
「ブライドルレザー」の魅力を
そのお手入れの仕方とあわせて
あらためてお伝えさせていただきたいと思います。

そもそも、ブライドルレザーとは、
その起源を1000年以上(なんと!)も前にもつという
英国が誇る伝統的な製法でつくられた最高級の革素材です。
もともと乗馬用の手綱や鞍が、
風雨にさらされて劣化していくのを防ぐために
さまざまな試行錯誤を繰り返してつくりだされました。

皮をなめした後、何度も油分を多く含むロウにつけ込み、
半年近い時間をかけて革の繊維を引き締めることで、
とても丈夫でしなやかな革に仕上げられています。
そして、このロウこそが堅牢なブライドルレザーの
独特の見た目と重厚な質感、経年変化を作り出すのです。

たとえば、新品の状態で見られる「ブルーム」という
仕上げに刷毛で塗られたロウが表面に白く浮き出て
できる独特の模様。

これこそ、ブライドルレザーの証です。

そして、
このブルームが、つかっていくなかで革に馴染んで、
もうひとつの特徴である独特の光沢感を生み出してゆきます。


このつかいはじめの表面に浮き出たブルーム、
気になる方は、まず、革用ブラシやネルなどの柔らかい布で
拭き取ってからお使いいただくのもよし、
あるいは、そのままお使いいただいて、
日常での摩擦などですこしずつ落ち、また馴染んでいく様子を
楽しんでいただくのもよし、
いずれもそのうちに、
ブライドルレザーならではの独特の光沢感を
味わっていただけます。

そんなブライドルレザー、
ほぼ日手帳のカバーには、
英国のClayton社という170年以上の
伝統を誇るタンナーによって仕上げられた
ものを使用しています。

そして、
内側につかわれたナチュラルなヌメ革、

ちょっと太めのステッチ、

丁寧に磨き上げられたコバ面の仕上げ、

これらも、
「ブライドルレザー」を
ちょっと特別なものに仕立てている重要な要素です。

さらに、
「ブライドルレザー」だけのうれしい無料名入れサービスも。

あなたの名前や、お気に入りの言葉を型押しで入れさせていただきます。


いかがでしたしょうか。
少しでも「ブライドルレザー」の魅力が伝われば、
うれしいです。


最後に、
革製品のお手入れで定評のある
おなじみ「R&D」の二村さんに、
「ブライドルレザー」のお手入れ方法について、
うかがいました。


「ブライドルレザーは、
基本的に特別なお手入れはせずに、
馬毛などの皮革用ブラシや、乾いた柔らかい布で
なでるように磨いてあげる程度で十分です。
ブライドルレザー特有の光沢は、
日々つかっていくなかで
少しずつ表面に浮かび上がってくるロウが
摩擦などで磨かれ、革に馴染むことで生まれます。
長くお使いいただくうちに、カバーの背の部分などに
少し折り皺が目立つようになってきたら、
それは革のなかのロウや油分が出きってしまって、
乾燥してきている合図です。
その場合は、ビーズワックス(蜜ロウ)成分皮革用クリームで
潤いを与えてあげてください。
今回TOOLA&TOYSでも扱っている
「レザーケアキット」があれば、
十分なメンテナンスができます。」


二村さん、どうもありがとうございました。

また、R&Dさんでは、
「ブライドルレザー」に限らず、
革製品のお手入れについて、
困ったことや分からないことがあったら、
R&Dさんのツイッターで、
相談にのっていただけるそうなので、
ぜひ、お気軽にご利用ください。