ほぼ日刊イトイ新聞

勉強の夏、ゲームの夏。2018

さあ、今年もはじまります!
ほぼ日がお届けする
夏休みの終わりの風物詩といったら、これ!
勉強とゲームの両立をめざす恒例企画
『勉強の夏、ゲームの夏。2018』!
勉強サイドでは、ほぼ日のまわりにいる
「意外に高学歴な人たち」をお呼びして、
勉強や受験のコツを教えていただきます。
一方、ゲームサイドでは、
乗組員がヤングとアダルトの2チームにわかれ、
本気の「ババ抜き」で真剣勝負! 
しかも、最大4台のビデオカメラを使い、
勝負のかけひきを動画で生中継しちゃいます!
あ、そうそう、毎年恒例のシェフこと、
武井がつくる「静岡おでん」は、
すでにいい感じに煮込まれていましたよ。
夜までずっとたのしくやってますので、
ときどきのぞきに来てくださいね。
それでは今日一日、どうぞよろしくお願いします!

今年のゲームサイドは生中継!

再生ボタンを押すと、
すぐに中継がご覧いただけます。

事前に読者からお寄せいただいた
勉強や宿題についての相談に、
ほぼ日のまわりにいる
「意外に高学歴な人たち」が答えます。
ときどき、おでんの様子も。

ご登場予定の講師のみなさん

新谷陽一さん (東京大学の学生・ほぼ日インターン生)
税所篤快さん(国際教育支援NGO「e-Education」創業者)
山内奏人さん(ワンファイナンシャルCEO)
竹之内祥子さん(okatteにしおぎ)
長瀬勝彦さん(経営学者、首都大学東京教授)

2018/08/23 17:48

意思決定論の研究方法

shinya.hirano
2018/08/23 17:48

意思決定論の研究方法

shinya.hirano
長瀬先生はふだん、
どのように研究を進めているのでしょうか。

「意思決定研究者が
 どんな実験をしているかというと、
 自分の授業で学生にお願いして、
 『あなたはこういうときに
 どういう意思決定を選択しますか?』
 という紙に書いたものを渡します。
 
 学生の集団をふたつのグループにわけて、
 質問用紙の中に1箇所だけ
 違う部分を用意しているんです。
 AグループとBグループで
 回答の差を統計学的に分析して、
 そこに差が出たなら、
 アンケートで設けた違いの部分が
 原因になったのだろうと
 推定できるわけです。
 その積み重ねをしていくことで、
 『人間の心理ってそういうものだよね』
 ということがわかってくるわけです。
 
 普通の人が一所懸命、
 合理的に意思決定をしたつもりでも、
 研究者からしてみると
 偏っていることがよくあります。
 その偏りを『バイアス』と呼びます。
 世界中の研究者が何十年も探求をして
 いろいろな名前の
 バイアスが見つかっています。
 ぼくはそれを研究しているんです」

ご説明ありがとうございます。
ぼくが大学時代に学んでいたことを、
振り返ることができました。