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LIFEのBOOK ほぼ日手帳

LIFEのBOOK ほぼ日手帳

手帳チームのメンバーが、
日々の情報をお届けします。

「ほぼ日手帳2018 spring」の発売に向けて、
よこくページが毎日賑わっていますね。
今日の手帳チームニュースでは、
「ほぼ日ストア」に並ぶラインナップとは別に
ブランドや企業、アーティストなどと
コラボレーションしてつくった
「ほぼ日手帳weeks Custom Editions」
についてご紹介します。

歌手・声優の坂本真綾さんとつくった、
「ほぼ日手帳weeks」は、ことしで2年め。
グリーンを基調にしたおしゃれなデザインで、
4月はじまり版のspringでも登場します。

『ほぼ日手帳公式ガイドブック2018』
ご登場いただいた際にうかがったお話を、
たくさんのかたに読んでいただけるように、
改めて編集しました。
どうぞおたのしみください。

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ーー:
手帳をつくろうとしたきっかけから、
教えていただけますか。

坂本:
「手帳を作ってみたい」という思いは
前から持っていましたが、
いまごろはデジタルで
スケジュールを管理している人も多いし、
私のファンの方も男女半々ぐらいだし、
年齢層も学生から社会人もいてバラバラなんです。
どういう手帳なら
みんなが使いやすいものになるのかな、
というのを考えるのも難しかったし、
欲しいと言ってくれる人の数も
わかりませんでした。
なかなか具体的に動き出せずにいたら、
ほぼ日手帳を使っているマネージャーさんが
「ほぼ日手帳はファンも多くて実際使いやすいし、
一緒にやってもらえたらいいよね」と言うんです。
「いやいや無理ですよー」と私は言ったのですが、
行くだけ行ってお話を聞いてみようよ、となって。
そこからとんとん拍子に話が進んで、
「ほぼ日手帳2017 spring」で
コラボレーションが実現できました。


ーー:
「手帳を作ってみたい」という願望は、
どこから来ているのでしょうか。

坂本:
やっぱり、私が使いたいから(笑)。
仕事柄、毎日違うところや違う時間に行くので、
予定を書かないと把握しきれないんです。
それに、ものを書くことが好きなので、
私にとって手帳は、
なくてはならないものになっています。
スケジュールを書くだけのものじゃなくて、
「書いておけばよかったな」ということが、
いっぱいあると思うんです。
ちょっとしたアイディアとか、思い出とか、
あとは、何をもらった、何をあげたとか、
もっと自由に手帳に書けるといいですよね。
私がもし手帳を作れるとしたら、
ファンのかたで普段は何も書かない人でも
ペンを持つきっかけになるかもしれないし、
考えを書いておこうという
きっかけになればなと思っていました。

ーー:
スケジュールはいつも、
ご自分で管理されているんですか?

坂本:
そうですね。
事務所が伝えてくれる仕事のスケジュールは、
全部まず、自分で1回書くようにしています。
一時期、ネットで共有しようとしてみたけれど、
書かないと、自分の中に予定が入ってこなくて。
「何時にどこに行く」だけじゃなくて、
「いついつまでの締切」とかもあるので、
全部を書くことで「いつまでに何をやる」という、
なんとなくの分量感を把握しています。

ーー:
予定はしっかりと、
手帳で管理されているんですね。

坂本:
手帳に予定が埋まっていくのを見るのが幸せで、
というか、昔から空欄に耐えられなくて。
20周年イヤーが終わってから
少しゆっくりできたので、
ここ5、6年の間では空欄も多いほうです。
そういう時に何をしようかなとか、
予定じゃないことは何を書こうかなって、
初めて考えてみたんですよね。
予定、やること、宿題、アイディア‥‥、
最終的に手帳が真っ黒になるのが、快感。
きれいに使うというより、真っ黒にしたいです。

ーー:
手帳を使っていて役に立ったこととか、
「助かった!」みたいなことってありますか?

坂本:
“舞台の初日”とか“ライブの日”とか、
自分にとっての大きな山場が年に何回かあって、
そこに近づいていく感じがあるんですよね。
手帳を1週1週めくるたびに、
Xデーにどんどん近づく緊張感と、
もっとやらなきゃいけないっていう焦りもあって。
物理的に、手帳をめくることで
その日が近づいているのを感じられるのが、
私には合っているみたいです。
「あぁもう、こんなに近づいちゃった!」
というのを糧に逆算をして、
いまやるべきことを
怠けずにやるのに役立っています。


ーー:
予定を書いていないと、
怠けちゃうものなんですか?

坂本:
もともとできた人間ではないので、
怠けようと思えばいくらでも怠けるんですけど、
誰かに「やれ」と言われているわけじゃなく、
「やりたい」と思ってやっている仕事なので。
自分が納得いくものにするためには、
自分が頑張るしかないから仕方ない、
という気持ちもありますね。

私の仕事は、1年〜2年ぐらい先までの予定が
どんどん決まっていくので、
手帳を買ってすぐに書くことがいっぱい。
何月にこれがあって、次の月にこれがあるから、
と書いていくと、だいたいの波が見えてきます。
なので、手帳を手に入れた瞬間から、
1冊のあいだに何が起こるかが
だいたい分かっている状態になるんです。
大変だとは思いつつも、ハリになっていますね。
未来に何が起きるのかは決まっているけれど、
どのように迎えるかは、いまの私次第。
「ダメだなぁ」って思いながら
その日を迎えたくないから、
いま頑張らなきゃって思うんです。


ーー:
スケジュールに対しての意識は、
いつごろから変わっていったんですか?

坂本:
昔はもっとルーズで、詞の締切にも遅れていたし、
学校の宿題も遅れて出していたぐらいで、
あまり几帳面ではありませんでした。
うーん‥‥、大人になったってことなのかな。
自分の名前で作品を出して、
周りのみんなも、私が出すものに
スケジュールを合わせて支えてくれているのが
当たり前にわかるようになってからは、
「これを落としたら、
どれぐらいの人が迷惑するんだ」
ということを考えるだけでも恐ろしい(笑)。

ーー:
真綾さんとコラボレーションした手帳は、
表紙がとても印象的ですよね。
どんなイメージで作っているのでしょうか。



坂本:
私のライブグッズを、長年いっしょに
作ってくれているデザイナーさんが、
私の好みを熟知してくれているんです。
ほぼ日手帳とコラボレーションが決まった時に
いろんなアイディアを出してくれて、
どれも「旅っぽさ」を大事にしてくれていました。
どこの国とはあえてわからないようにして、
はっきりとしたモチーフはないんですけど、
どこか行ったことのあるような、
行きたかった街のように見える写真です。
私がずっと書いてきたイタズラ書きが
キャラクターになったものを
あしらってくれたりもしています。
男女ともに使いやすいんじゃないかなっていう、
パッと見た印象と、
旅に出たくなる感じが好きです。

ーー:
真綾さんからのデザインのリクエストとしては、
旅に出たくなる感じと、
男女わけへだてなく使えるイメージ、
ほかにどういったことを伝えていたんでしょうか。

坂本:
基本的に「坂本真綾コラボ」というのが
そんなに分からなくてもいいなって(笑)。
本当に使いたいって思えるものであれば、
大きく名前が入っている必要もないですし。
偶然手に取った人でも、好きだったら
使ってもらえるようなものにしたいな、
というようなことは言っていましたね。
この表紙の印象が良かったのか、
デザインを発表した時にとっても喜んでいただいて
「手帳は使わないんだよな」と思っていた人でも
「これだったら欲しいな」と気に入ってくれた人が
多かったので、すごくよかったなと思いますね。
でも、手帳の中のページにも、
何か特別なことが入っていたらよかったな、
と言う人もいたんです。
2年めの今回は時間もゆっくりあったので、
中のページまで考えてみたんです。

ーー:
2018年版では、手帳の中のページにも
いろいろな工夫をされていますもんね。

坂本:
まずは自分の誕生日(3月31日)が入ってますね。
「どれだけお前の誕生日が記念日なんだよ!」
と思われちゃうかもしれませんけど(笑)。
私、誕生日がすごく好きなんです。
年齢を重ねるほど嫌になるという人もいますけど、
自分にとっての節目になるんですよね。
1年前の自分と比べたりできて、
気持ちが新たになる日なので。
去年までよりもいい自分になれるんだって、
そう思える日になっているんです。
誕生日をテーマにした曲を自分でつくるぐらい
特別なものだと思っています。



ーー:
ファンのみなさんも喜んでくれそうですよね。
バースデーライブも観にいけるし。

坂本:
手帳のおまけページは、
私のことを知ってくださってる方に
向けたものではありますけど、
おもしろいなと思ったのは、
私の楽曲全部のタイトルを表にしたものです。
こうして見るまで、
自分の曲が実際どのぐらいあるかって、
あまり細かく把握していなかったんですよね。
このページをつくりながら、
スタッフのみんなとおさらいした感じで、
200曲ぐらいあったんです。



ーー:
1年に1回、聴いてもらえるような
チェックボックスもありますね。

坂本:
なにかをチェックしていくのって、
ちょっと楽しいじゃないですか。
私はもう20年以上歌っているんで、
どの時点でファンになったかによって、
まったく通っていないアルバムも
あると思うんです。
これを機会に「聴いてみようかな」って
思ってもらえたらいいですね。

ーー:
カラオケで歌った回数を
チェックしたりもできそうですね。
シリアルナンバーを使った
占いのページもありますね。

坂本:
手帳の最後にシリアルナンバーが
ついているのを知って、
なにかに使いたいなって思っていたんです。
ファンクラブの会報で毎年やっている占いで、
どんな人でも元気になれそうな、
いい年になるんじゃないかと思えるような
内容にしたいなと思ってつくりました。

ーー:
今年の手帳を買ってくださる方々への
メッセージをお願いします。

坂本:
2017年版を買ってみて気に入ってくれた人には、
引き続き使いやすいものになっていると思います。
私のことを好きでいてくれる人には、
より楽しんでもらえると思うんですけど、
そうでない人にも、
「はじめまして」という気持ちを込めて、
“ぼく、ロシナンテ”という挨拶文も書きました。
こういう物語があって、
たまに猫が登場しているんですよ、という文です。
初めての人にも使ってもらえたら嬉しいです。



ーー:
次の年に向けて、
新しいアイディアも膨らんでいきますね。

坂本:
使いながらアイディアも出てくるでしょうね。
また今年も、みなさんの意見も聞きながら
考えていけるといいな。

ーー:
ありがとうございます。

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坂本真綾 × ほぼ日手帳2018 weeks spring(4月はじまり)

<販売情報>
販売価格 2,980円(税込)特製シール付
(クリアポケット、ほぼ日の路線図weeks版は付きません)
<販売日>
2018年1月30日(火)より販売開始
2018年2月中旬より随時発送予定
<お取り扱い>
・坂本真綾オフィシャルグッズショップIDS!SHOP
TOWER RECORDS
(渋谷店/新宿店/梅田NU茶屋町店/オンライン店
アニメイト
(池袋本店/新宿/名古屋/オンライン店
その他のお取扱店舗については
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*「ほぼ日ストア」での販売はありません。