販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。
ほぼ日手帳チームのひらのです。
大晦日、ことし最後の
ほぼ日手帳ニュースです。
この年末年始にほぼ日手帳チームが
日替わりでお送りしている「私的文具大賞」
ぼくの2019年ベストヒットを発表します。
ダカダカダカダカ‥‥、ジャーンッ!
水性ボールペン「uni-ball AIR 0.7mm」です。
0.7mmとやや太めの水性ボールペン。
軸もやや太め、キャップは丸め、
お値段は200円とお手頃です。
このボールペンのもっとも好きなところは、
使う人にあわせてくれる書き味のよさです。
ぼくは書くときに力が入りやすく筆圧が高いので、
疲れないように太めの軸のペンを好んで使います。
そのなかでも特に、
わーっと思いきりよく書きたい日のペンとして、
「uni-ball AIR」を使っています。
紙にひっかかることなくインクが出てくれて、
スラスラっと書けてしまいます。
まっすぐな線も、ぐねぐねな線も、ぐるぐるな線も、
まあるい線も、カクカクな線も、どんと来い。
紙の上をフィギュアスケーターよろしく
スイスイーっと自在にすべります。
「走り書き」というより、
もっとスイスイな感じがするので
「“すべり書き”応援ボールペン」
とでも言ったら伝わりますでしょうか。
縛られず気ままに書きたい時、
考えなしに書きはじめたい時、
たくさん書かなきゃいけない時、
アイデアを出さないといけない時、
勢いを与えてくれるところが好きです。
文具屋さんで買った時に試し書きをして
書き心地が気持ちがいいなあとは
思っていたのですが、
公式サイトで調べてみたところ
「書き方や筆圧によって描線の幅が変化する」
というハイテクな機構が搭載されているようです。
立てて書くと描線が細く、
寝かせて書くと描線が太くなる、とのこと。
uniさん、それ200円でいいんですか。
それを知った上で思ったのが、
このペンは「筆」のようであると。
止め・跳ね・払いが表現しやすく、
筆を抜くような動きも字に反映されます。
あと、ついでに言うと、
軸の太さが毛筆のそれに近い気がします。
ぼくは普段の手書き文字が雑なのですが、
お習字を習っていた影響もあってか、
ちょっとした気まぐれで
止め・はね・払いを意識した字を
書きたくなることがあります。
これがストレス発散にもなっているのです。
毛筆や筆ペンほど気を使わず、
万年筆よりもお手軽に、
肩の力を抜いてスイスイっと書けます。
実際に0.5mmのほうなら、
硬筆、ペン習字にも
使われているんじゃないでしょうか。
ぼくは大きい文字を書きたい時や
太い線でラフを書きたい時に使うので
0.7mmを使っていますが、
自分好みの太さがあると思うんです。
文具売り場で見かけることがあれば
試し書きをしてみてください。
あ、気をつけたほうがいいこととしては
めちゃくちゃインクが出るので
紙によっては乾きがよくありません。
しっかり乾かすのがおすすめです。
裏うつりもしやすいと思います。
それを踏まえてもなお、
書いている時の気持ちよさを重視したい時に。
ということで、
ぼくの文具大賞は「uni-ball AIR」でした。
大晦日の今日はぜひ、
書き終えた「ほぼ日手帳2019」を
読み返して過ごすとおもしろいかもしれません。
それでは、よい年越しを!