ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

【手帳チームの私的文具大賞 2019】
NTカッター A-300

あけましておめでとうございます。
本年も「ほぼ日手帳」を
どうぞよろしくおねがいいたします。

さて、なにか元旦にふさわしい
文房具を紹介しようじゃないかと、
いくつかの文房具売場を回ったのですが、
これというものが見つかりませんでした。
まぁ、新たな文房具を買って紹介するのも
企画の趣旨とも違う気がしますので、
ここは実際に使っている文房具を紹介します。


NTカッター A-300(エヌティー株式会社)です(新品)。
誰もが一度は見たことがあるんじゃないか、
そういうカッターナイフです。

折る刃式のカッターといえばこのNTカッターか
OLFAのカッターかどちらかが
よく使われているのではないかと思います。

同じような方式のカッターが
2社から出ているのはなんでかな?
と疑問に思っていましたが、この機会に
両社のホームページとWikipediaなどを参照して調べました。

かいつまんで説明しますと、
OLFAの創業者の岡田良男が「折る刃式のナイフ」を考案し、
事業化を日本転写紙株式会社(現在のエヌティー)に
依頼したとのことです。
それとともに岡田もエヌティーに在籍しましたが、
その後に独立し、兄弟とともにオルファを創業、
特許はエヌティーとオルファが共有するという形になったそうです。

デザイナーという職業柄、カッターナイフは色々持っていますが、
一番良く使うのが、このサイズのカッターナイフです。
このA-300は質実剛健という感じで手になじむので、
とても気に入っています。
おしゃれで繊細なデザインのカッターもいいですが、
日々の作業ではこのくらいのものが扱いやすいです。
発売からデザインがほとんど変わらないのも
気に入っているポイントです。


いろいろな用途のカッターナイフ。

上の写真で、黄色いものはすべてオルファのものです。
特殊な用途のカッターが多いです。

この写真に写っているA-300は20年以上前に買ったもの。
日に焼けて、細かいキズがついて、
いい味が出ています。
主に鉛筆を削るのに使っていたので、
鉛筆のカスで汚れたりしていますが、
汚れるほど、傷がつくほどに愛着が湧くのは不思議です。


新品と20年以上前に買ったものを比べてみました(裏面)。
手前が20年以上前に買ったもの、変色して傷だらけです。
デザインは全く変わっていないようにみえます。

刃物は、「魔を切る」「道を切り開く」ものとして、
縁起のいいものとするようですね。
2020年も道を切り開いて新しいことを生み出していける
そういうほぼ日手帳でありたいものです。

それでは、繰り返しになりますが、
本年も「ほぼ日手帳」を
どうぞよろしくおねがいいたします。




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