三國万里子さんと過ごす編みものの1日 テキスト中継 - ほぼ日刊イトイ新聞

yamakawa

アランさんの質問にこたえます

2022/11/04 13:25
質問をいただきました。

外は北風ぴーぷー吹いているというのに、
私はまだ『rukoso』を手にしています。
あと両袖と裾をまつるだけなので、がんばれ私!
この週末の間に仕上げてしまいなさいよ、と
自分に言い聞かせております。

セーターとかカーディガンとか、着るものを編む時に、
いつも悩むんです。これ、似合うんだろうかって。
編んで着たいから、編んでいるのに、仕上げて着る
楽しみよりも、これでいいのっていう迷いが
つきまとって、編む手が鈍ります。
『rukoso』で言えば、コレ頭通るのかな、から
始まり、サイズ大丈夫?似合う?…もう、
迷いっぱなしです。
だいたい何を編んでいてもこんな感じです。
迷いなく、楽しく編みたいです。
何か良い方法というか、こういう心持ちで編むと
良いよ、みたいなのがありましたら、教えてください。


わたしからすると、rukosoはすごく細かくて
パーツがいっぱいなので、迷いながらも
両袖と裾をまつるだけのところまで
来ているということがもうすごいと思うのですが‥‥

三國さん、いかがでしょうか。

「うーん、そうだねー‥‥
やっぱり最初にこれを編みたい、
着てみたいとおもった気持ちを熱いままに
編み進めるのがいいと思いますよ」

ふむふむ、なるほど。

「ほら、やっぱりさ、結婚するときだって、
もっといい人がいるかもとか思ってたら
全然結婚できないですよね。
この人だって熱い気持ちでいかないと
いつまでもなし得ないでしょう」

そのへんのことはぜひ
この文を読んでいただくとして‥‥

でもアランさんは編むスピードは
きっと早そうですよね。
熱い気持ちのまま
編み進められたらいいですよね。

「そうそう。首はね、入らなかったら
一回ほどいて
伏せ止めをゆるくしたりしたらね
いいよね。」

わたしもその経験あります。
編み上がったら頭が入らなかった‥‥

「そう。わたしも全然ありますよ」

三國さんでもそういうことがあるのですね!
アランさん、きっととても編む手はスピード感があるので、
熱い気持ちのまま突き進んでください。
rukoso、重ね着して下に着ても
きっとヨークのデザインが引き立って
かわいいですよ!