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春から夏にかけては
わざわざそんな古い話を
持ち出さなくてもいいのですが、
まあ、聞いてやってください。
1作目の『どうぶつの森』(64版)は
2001年4月に発売されました。
当時、たいへんな実験作といってよく、
「なんだこれ?」「お?」「たのしい!」
という感じで、発売直後から大ヒット、
という流れではなかったものの、
徐々に認知され、人気作となりました。
そして、2作目からは
ファンに望まれるソフトとして
ハードを変えて発売されるわけですが、
発売日をちょっとみていきましょう。
『どうぶつの森+』(ゲームキューブ)
2001年12月14日発売。
『おいでよ どうぶつの森』(DS)
2005年11月23日発売。
『街へいこうよ どうぶつの森』(Wii)
2008年11月20日発売。
『とびだせ どうぶつの森』(3DS)
2012年11月8日発売。
いかがですか。なにが言いたいかわかりますか。
わかりませんか。えっ、わからないですか。
ああ、そういう長い文章を
だらだら書くところじゃないから、
さっさと進めましょう。(十分長いけど)
2作目以降、『どうぶつの森』は
年末に発売されています。
これは、多くのファンを持つ人気作が
いわゆる「年末商戦」といわれる
クリスマスの時期を目論んで
発売されることが多いためです。
しかし! ここでひとつジレンマがあります。
あ、勝手に、受け手として、ファンとして、
ジレンマを感じているだけですが‥‥。
どういうことかというと、
リアルタイムで時間が流れる
『どうぶつの森』において、
年末に発売されるということは、
「ほとんどのプレイヤーが
まず、冬の『森』を遊ぶことになる」
ということです。
しかし、ですね。
あくまで一般論としてですが、
「散歩したり花を愛でたり
虫をとったり釣りをしたり」という
自然をたのしむとしたら、
ふつう、春から夏にかけての季節が
もっとも華やかなわけです。
事実、最初の『どうぶつの森』は
4月に発売されています。
これは、「はじめて遊ぶ人」が
この季節から入ればたのしい、
というコンセプトが反映されていると
ぼくは勝手に考えています。
(発売日はそれだけでは決まりませんが)
もちろん、『どうぶつの森』シリーズは
一年を通してさまざまなイベントが
たのしめるようにつくられています。
とりわけ、発売日直後に多くのプレイヤーが
過ごすことになる「冬」は、
クリスマスや雪だるまなど、
さまざまなイベントが用意されています。
『とびだせ』から追加された「南の島」は、
実際の季節を問わず「夏」が謳歌できるという
たいへん画期的な仕様でした。
と、ここまでのところが前置きでして、
言いたいことは、ここから先の数行です。
なんじゃそら、とかじぶんで突っ込んでると、
また数行を費やしてしまいますので
サササとエンディングへお連れしましょう。
やっぱ、春から夏にかけての村って、
虫とかいるし、花とか咲いてるし、
たーのしーーなーー、っていうことさ。
今回、またみんなでやることにした
隠れた理由のひとつが
「春から夏にかけてを遊びたい」
だったりするのです。