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ユメの中のほしちゃん
ニッシーは、おじさん風のこぐまです。
けっこうあつかましいのに、
その持ち前のチャーミングさで
ちっとも憎めないずるいひと(くま)。
村の中で彼に出会うと
話しかけずにはおれません。
そんなニッシーのユメの中には
毎日ほしちゃん(わたし)が登場するそう。
目玉焼きは確かに好きだけれど、
お腹がボールみたいになるまでは食べたことないなあ。
それにしても、毎日っていうのは大げさだよね。
…と、そんなことを思っていると、
なんとおとといも
わたしのユメを見たそうなのです。
なんでも
「空手の選手30人に
おしくらまんじゅうされているニッシーを
わたしがかっこよく救った」とのこと。
わああ、それはきっとほんとうにわたし!
だって高校時代は空手部だったもの!
たとえユメの中とはいえ
苦しんでいるニッシーを救うことができて、
わたしの高校3年間の汗と涙が報われました。
すてきなユメを見てくれてありがとうね、
ニッシー。