ひっこし

♪集まり参じて人は変われど〜
というのはワセダの校歌の一部ですが、
みつぼし村も、去る人あり、来る人ありです。
人じゃないか。どうぶつか。

先日ライオンのライオネルが引っ越してゆきました。
彼、ほんとうに格好つけのキャラで、
ちょっと面倒なタイプ。
あんまりほかのメンバーと
コミュニケーションをとらないし、
人の顔を見ると、家具や、
ひじょうに怪しい美術品を
けっこうな高額で売りつけようとするのです。
まあ、村長、ベル持ちだから、
つけこまれてんのかなー、という程度に
余裕をもって軽くあしらっていたんですが、
そんなライオネルが、いよいよ旅立つことに。

で、翌朝。
彼の住まい（風車のすぐ隣）を見に行くと、
みごとなまでに更地になってました。
更地て！
たぬきハウジングって、
一晩で更地にしちゃうのね。
なんだかこわい。
バブル期はさぞや稼いだことでしょう。
ブルブル‥‥。

で、こういうふうに更地を眺めると、
あんなライオネルでしたけど、
いなくなったらなったで、
なんだかちょっと寂しい。
わがまま村長！
ま、次の村で元気にやってくれればいいです。

そして、ぶらぶらと商店街に行くと、
見たことのある顔が。
カバの「あんこ」じゃないですか。
彼女も、ちょっと前に、
みつぼし村を出ていった子なんです。
ぼくのことを覚えていて、挨拶してくれました。

でもこういうことってあるの？
引っ越した住人が遊びに来るって？
日々、なにも起きないようでいて、
なにか起きてるみつぼし村。

そして、ながいいちにちのおわり、
村長の夜の散歩のお気に入りは、
商店街の外れの、海が見える公園です。