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妄想ではありません。想像です!
「ハッピーホームデザイナー」は
ゲームをすすめていくと、
いちおうの完成を見たコーディネートが
どんどん増えていくわけですが、
経験を積んでいくにつれ、
使えるアイテムも増えていきます。
あるいは、「あ、こんなアイテムあったんだ?」と
ほかの部屋のコーディネート中に気付いたりも。
そうすると、
「ああ、前に担当したあの家に、加えたい!」
なんて思っちゃうんですね。
たとえば昨日お披露目した「らっきょさん」の
「自給自足の家」ですが、
ふと目にした「いぐさラグ」がぴったりだ!
ということに気付きました。
で、どうするかというと、できるんですよ! 改築。
その住人のところに行き、改築を提案するという、
つまり「えいぎょう」をして、許諾をいただき、
リフォームすることができるんです。
そうして無事に「いぐさラグ」を敷き、
そうそう、このかんじ! と
満足して戻ってきました。
そのうち「いろり」とか出ないかなあ。
そうしたらまた改築のご提案に伺います。
ところで「学校」ですが、詳しく説明しますと
コンセプトとしては
「旧教会の建物を学校に流用している」
ということと、
「小中高一貫教育である」ということです。
寄宿舎はありません。
ほんとは教室が3つほしいところですが
2つしかないので、ひとつはわりとふつうの
縦長の「教室」にして
初等部あるいは中等部用に。
もうひとつは「講義室」にして
単位制の高等部用にと考えました。
講堂は横長で、長辺を背にして奥に講壇。
それをコの字に囲むように長机、
そして壁際(壁はいちめん本棚です)には
ちいさなデスク付きの椅子を配置しました。
通路は狭いですが、なるべくおおぜいの学生に
いちどに講義ができるようにという設計です。
でもまあまだ住人が少ないので
こどもも少ないのでしょう、
満席になることはありません。
廊下というか玄関ホールは、靴箱とロッカー、
そして何かと使えるテーブルを置きました。
ダベったりするのにいいでしょ。
誰も座らないみたいだけど。
(初等部の子たち! 走り回ってうるさいですよ!)
そして、公共事業だけではいかんと
店の外でお客様をみつけました。
ジェシカ様。
むかし「みつぼし村」にも
住んでいたことがある、姐さんです。
たぶん元ヤン。
いまはネイルサロンからスタートした事業で
オリジナルグッズの販売で当てて、
複数店舗を都心に持つようになり、
セレブのお客様もつかまえたりして、
けっこううまくやっているらしいです。
離婚歴あり。若い頃こどもをもったので
生意気盛りの一女アリ。
家は都心にありますが、ここにはどうやら
別荘的にお使いになられたいのでしょう、
テーマを「ヤンチャだったあの頃」とおっしゃる。
ううむ、個人的には
あまりつきあいのないタイプです。
苦手というわけじゃないんですが、
知らない世界です。
ですが、ここはお仕事です!
めいっぱい「あの頃、おれたちは」な気分で
コーディネートをさせていただきました。
自分の「あの頃」のイメージが
どうもちょっと古いんじゃないかと思いつつ、
でもジェシカ様はビリヤード台と
ジュークボックスをお持ちになりましたから、
そんなにイメージは遠くないはずです。
黒を基調に派手な色も使いつつ
ソファを配し、カウンターキッチンをつくって、
「あの頃のなかま」が遊びに来たときに
「やるじゃん、ジェシカ!
なっつかしいねー」と、
酒とタバコゆえにダミ声の
アイメイクが妙に濃い姐さんたちが
「よし、踊っちゃうよ?」と、
ノリノリになるような部屋をめざしました。
娘もけっこう気に入って、
「ねえママ、週末借りていい?」
「誰と行くのよ」
「‥‥ともだちだよぉ?」
「男と二人っきりじゃないでしょうね」
「まっさかー(ヤバ、ママするどい!)」
「ふーん‥‥まぁいいわよ。
気をつけなさいね、いろいろ」
「はぁーい! ありがと、ママ」
と、そういう感じで使うんじゃないかと。
庭は、都会で働くジェシカ様の憩いになるよう、
リゾート気分にいたしました。
ウッドデッキに屋外シャワーとジャクージ。
フジタのコーディネートと同じアイテムなのに
なぜか「ギリシャ」にはならないのがふしぎ。
そうして完成したこの別邸、
施主のジェシカ姐さんは、
とびあがってよろこんでくれました!
ぼくもうれしいです。
ご担当させていただいて光栄です。
でもなぜ、ゲットした「あたらしいアクション」が
「ムカッ」なんでしょうね。