• 九段下の駅で‥‥。

    地下鉄のなかで
    またぼちぼちと電源を入れているのですが、
    外で携帯ゲーム機を遊ぶときに、
    やはりぼくはイヤホンをつなげて
    音を聴きながら遊ぶことを好みます。

    そりゃそうでしょ、
    って良心的なゲームファンは
    思うかもしれませんが、
    15分くらいのプレイ時間だったら、
    いちいちイヤホン出してつなげて、
    っていうのが面倒だから無音でやっちゃう、
    っていう人は、けっこう多いと思います。
    実際、電車のなかを見渡しても、
    そういう人は一定数、いる感じ。

    とくに、そのゲームにとって、
    音声がシステム的に
    深く影響していない場合は、
    音を聴かずにプレイしても
    大きな問題はないですからね。
    そういう意味でいうと、
    『とびだせどうぶつの森』も
    『ハッピーホームデザイナー』も、
    原則的には、音声を聞かずに
    プレイできないということはない。

    でも、最初に書いたように、
    ぼくは短い時間でもイヤホンをつけて
    音声を聴きながらプレイしてしまいます。
    で、たとえ電車の中の数分間であっても
    イヤホンをつけて3DSをプレイすると、
    やっぱり、こう、自分の感覚が、
    「ゲームをプレイしてるぞ」というモードに
    うすーく切り替わるんですね。

    なにが言いたいかというと、
    最近ぼくが感じている、たったひとつのことです。
    どちらかといえば、しょうもない話です。

    東西線の九段下の駅で、
    しばしばぼくは乗り換えるのですが、
    地下鉄の駅って、発車のメロディーが
    駅ごとに違ったりするじゃないですか。
    で、九段下の発着メロディーは、
    どうやら爆風スランプの
    『大きな玉ねぎの下で』という曲の
    一部をつかっているらしいんですが、
    これがね‥‥ゲームをやっているときに、
    ふっと耳に入ると、
    一瞬、『ゼルダの伝説』シリーズの
    宝箱を開ける音に聞こえるんですよ。
    わりと重要な宝箱を開けるときの、あの音に。

    ああ、いやいや、わかります、
    そういう「なにかがなにかに似てる」のって
    たいへん個人的なものですから、
    「え、どこが?」という反応の人も多いでしょう。
    まあ、そう聞こえる人もいるんだな、
    くらいにとらえてください。
    逆に、「そうそう、そう思ってた!」という
    九段下駅利用者の方がいらっしゃったら
    心の中の「そう思ってた!」ボタンを
    ばしばし押してください。

    ちなみに、律儀に、というと変ですが、
    ぼくはその『ゼルダ』の宝箱の音を聴くと、
    パッとからだが身構えるんです。
    というのも、『ゼルダ』シリーズの
    ファンの方はご存じかと思いますが、
    『ゼルダ』シリーズで、
    重要なアイテムが出そうな宝箱を開けるときって、
    すごくたのしみである反面、
    肩すかしを食らうことも多いんです。
    具体的にいうと、ダンジョンの深部で
    「マップ出ろよマップ、頼むよ」と願ってるのに
    「なんだよ、50ルピーかよ!」ってことも
    しょっちゅうあるんです。

    なので、電車の中で、ぼんやりと
    『ハッピーホームデザイナー』を
    プレイしているとき、
    不意にあの宝箱っぽい音を聞くと、
    昔、『ゼルダ』で苦労したときの感覚が
    勝手によみがえってきて
    「あまり期待しすぎないように期待する」
    というふうに身構えてしまうんです。

    「なに言ってるかぜんぜんわかんない」
    という人も多いでしょう。わかります。
    逆に、「そうそう、身構える身構える!」という
    九段下駅利用者の方がいらっしゃったら
    心の中の「私も身構える!」ボタンを
    ばしばし押してください。

    2015/10/13 19:05

『とびだせ どうぶつの森』とは?

どうぶつたちの暮らす森の一員となって、毎日、たのしく過ごします。じぶんの部屋を広くしたり、家具をそろえたり、着替えたり、釣りをしたり、化石を掘ったり、おしゃべりしたり、ほかの人の住む村に電車で遊びに行ったり‥‥。1年365日、リアルタイムに時間が流れるなかで、のんびり過ごすもよし、目的に向かってがんばるもよし。ニンテンドー3DS用ソフトとして2012年に発売されて以降、長く売れ続けているゲームです。

とびだせ どうぶつの森

発売日:2012年11月8日
希望小売価格:4,571円(税別)
プレイ人数:1人(通信プレイ時2〜4人)