2015/10/03 08:59
プロローグその2のつづき
聞き取り調査
御手洗瑞子さんについて
(「ほぼ日」シノダ より)
最後に、気仙沼ニッティングの社長、
御手洗瑞子さん
(たまちゃん、とみんなに呼ばれています)について
聞き取り調査をしたいと思います。
さん、お願いします。
「たまちゃんね‥‥変わってますよね。
あの人は、やっぱり変わってると思う」
うん、私もそう思います。
なぜ、変わってるんだろう?
「うーん‥‥きっと、普通の人がもつ
考えとか、目標とか、野心というものは、
企業の中か、せいぜい業界の中で
終わってしまいます。
でも、たまちゃんは違う。
常に『世界』が視野に入っています。
いつだって『世界&私』です。
世界のなかで、自分がどこにいるのかを考えている。
そんな人、なかなかいませんよ。
しかもね、あの人、妙にさわやかでしょう?
そこがまた、変わってるんです」
たしかに、明るくてかわいくて、
妙なさわやかさがありますね。
「小さい野心家や私利私欲に走る人というのは、
そのことを隠したり、人をおとしめたりするんです。
たまちゃんは決してそのようなことはしません。
目標、希望、問題意識、すべてストレートです。
ですから、まわりの大人がみんな
たまちゃんを応援するのです。
たまちゃんと触れ合った人は、
彼女の存在をおもしろがって、
力を貸したくなるんですよね。
困ったことや嫌なことがあったとしても
それを嫌な感じで表現しないのは、
やっぱり『世界』を見ているから。
すべて糧にしているんじゃないかな、と思います。
また、たまちゃんは、
そういう自分が好きなんだと思う。
私の知り合いが
『彼女のような野性的な人はとてもいいですね』と
言っていました」
そのとおり。たまちゃんは野性的だと私も思います。
海外に慣れているたまちゃんは、
この旅でたよりになるし、
オランダの編みものの会社を訪問する予定なので、
たまちゃんがどんな刺激を受けるのかがたのしみです。
***
<御手洗さんからのコメント>
過分なお言葉を頂戴しどうもありがとうございます。
世界を見ている、
妙にさわやかな、野性的な人‥‥。
篠田さんに
そんな風に見ていただいているということが、
なんだか新鮮でした。
たしかに、野性的ではあるかもなー。
日々が、サバイバルです。
オランダでは純子さんの
カバン持ちとしてがんばります!
どうぞよろしくお願いいたします。
御手洗