?ゴッホゆかりの地をたずねて?和田ラヂヲ先生と行く、
<br />オランダ・スケッチの旅。

okuno

〜ゴッホの作品紹介〜《糸杉》

2019/06/14 18:03
「糸杉との出会いは
ファン・ゴッホにとって
極めて重要なものであった。
墓場に植えられることから
死の象徴とされる糸杉だが、
ファン・ゴッホにとっては
挑戦心をかきたてられるモティーフと映った。
その均整のとれた形状と
捉えがたい黒の色調に魅了された
ファン・ゴッホは、
《ひまわり》に匹敵する連作とすべく、
計3点の糸杉に取り組んでいる。
本作は1889年6月、
サン=レミの療養院に入院した直後に
描かれたもの。
ファン・ゴッホは素描を用意して
制作に臨んだが、
背景はためらうことない力強い筆致で
一気に描き上げられている。」

フィンセント・ファン・ゴッホ
《糸杉》
1889年6月
メトロポリタン美術館
Image copyright (C) The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY


(『ゴッホ展』プレスリリースより)