ほぼ日乗組員が1人1冊、古本を買います。

yamakawa

この一冊に決めました

2021/11/10 16:26
今日は武井武雄さんの本を買うぞ、と
決めて向かった「呂古書房」。
30冊くらい蔵書があり、
どれもとてもよい状態でとても悩んでしまいました。
武井武雄さんは、手工芸のような美しい本を頒布会で販売していた作家さんで、その頒布会は300人までが会員で、頒布会に入れる順番待ちの会が「我慢会」と呼ばれたそうです。
その「我慢会」も順番待ちでいっぱいになりすぎて入れなかった人は「超我慢会」という会で順番を待ったそうですよ。

わたしが一冊一冊、武井さんの本をめくるもの
だから、店主の方が話してくださいました。

武井武雄作品がそんなに好きなら、
岡谷のイルフ童画館にもいかれたらいいんじゃない?と言われ、
またたのしみがひとつ、ふえました。

武井作品は印刷だけではなくて、
竹細工や、パッチワーク、エンボスや、螺鈿、
いろんな手法で本がつくられています。
竹細工のものも気になったけれども、
今日は木版手摺の本にしました。
これが木版画で作られているなんて
すごすぎる…!
文字もうっとりするくらい美しい…。
こんなのが買えてしあわせです。