ほぼ日乗組員が1人1冊、古本を買います。

daiki.yamashita

揺れ動く気持ち

2021/11/10 17:05
私が訪れたのは、イタリア、スペイン、
ポルトガル、中南米の本専門の洋書店である
イタリア書房さんです。

学生の頃、イタリア語を中心に
ラテン語系の言語を学んでいたわたしにとって
イタリア書房さんはずっと憧れの場所でした。
関西の大学だったので、東京に行くお金もなく
「いつか行くぞ」と夢見て、早8年。
とうとう本を買えるその時がきたのです。

写真にある独特なカバーデザインの本が
今回狙っていた「IL FU MATTIA PASCAL」、
イタリアのルイージ・ピランデッロという作家
の作品集です。
実物を目にした瞬間、ふつふつとこみ上げる
感情を胸に秘めながら、レジへ。
お店の方と「ピランデッロが日本でもっと
広まってほしいですね」と言葉を交わし、
お店を後にしました。

そして、しばらくして気が付きました。
これは古本ではない、と。
そうなんです、イタリア書房さんは
古本の取り扱いもあるのですが、
新刊の取り扱いも豊富なのです。
新人乗組員でありながら、
早速ルールを破るのもどうかと迷いましたが
ピランデッロを読みたいという気持ちを
止められませんでした。

古本の紹介企画ではありますが、
せっかくなので新刊の紹介もさせてください。
長くなってしまうので、紹介はあらためて
投稿いたします!

ああ、社長の誕生日のお祝いなのに
趣味全開で突っ走ってすみません。

(やました)