ほぼ日乗組員が1人1冊、古本を買います。

daiki.yamashita

ルイージ・ピランデッロ

2021/11/10 17:13
古本を買うという企画で
古本を買わないというやらかしを
してしまったわたしですが、
イタリア書房さんに
ピランデッロの紹介をすると固く誓って
お店を後にしましたので
ご紹介させてください。

なお、はじめにこれも言わせてください。
今回、購入した本は古本ではなく新刊。
自戒のために繰り返します、新刊です。
ピランデッロの小説作品、戯曲作品、
はたまた評論作品など盛りだくさんの1冊です。

ではでは、作家のご紹介を。
ルイージ・ピランデッロは
20世紀に活躍したイタリアの作家です。
小説や詩の作品もありますが、
なんといっても戯曲作品が有名です。
1934年にノーベル文学賞も受賞しているのですが、
ダンテなど他のイタリア人作家に比べると
日本では知らない方もまだまだ多い作家です。

わたしは劇中劇三部作と呼ばれる
代表作をそれぞれ読むたびに、
自分自身が現実の世界にいるのか
演劇の世界にいるのかわからなくなる
不思議な感覚になります。
「何を言っているんだ」と思われた方は
ぜひ一度読んでみてください‥‥。

長くなるので、これ以上書けないのが
寂しいですが一度、ぜひ一度作品を手に‥!
わたしも久々に辞書を取り出して
じっくり読んでみようと思います。

そんなわたしの小さな夢は、
いつかイタリアの劇場で
ピランデッロの戯曲を鑑賞することです。

(やました)