2022.3.10→3.13 ほぼ日編集部いま気仙沼にいます。気仙沼から、テキスト中継!

ishikawa

いのこり組の夜

2022/03/12 23:29
さっきまで一緒にあちこち走り回っていた
ほぼ日乗組員たちが東京に帰っていって、
すっかり人数が減ってしまった
「いのこり組」も、本部の撤収を完了して
思い思いに過ごしています。

3月12日の今日も、朝から密度の濃い
1日だったな、と撮った写真を見返しながら、
部屋でひとり、今日を振り返っていました。

朝、出船の見送りに立ち会えたのは、
ほんとうにいい経験でした。

じぶんのために、家族のために、
仲間のために、ひとのために、
夢のために、未来のために、
これから出かけていくひとと
送り出すひとが、お互い手を振って、
大きな声で思いを届けあう。

そんな瞬間にいあわせることって、
ふだんの日常生活では、
なかなかないことだけど、
きっと気仙沼のひとたちは、
こういう時を何度も何度も何年も、
繰り返してこられてるんだな、と思って、
感動しながら、みんなにまぎれて
手を振っていました。

でも感動の現場にいるときって、
写真を撮ることも忘れてるし、
素人ながら、じぶんが受けた感動を
撮ろうと思っても、もう、時すでに遅し。

シャッターチャンスを逃しまくりながら、
それでも、じぶんが思い出す用としては、
まあいいのかな、と思って、僭越ながら、
朝、撮った写真を思い出用に、
今ごろ、載せさせてもらっています。

そう思うと、一昨年、気仙沼に来た
かつおさんや、昨年も来られていた
幡野さんの写真をまた見たくなって、
2020年2021年の気仙沼のページを見て、
また、あらためてジーンとしたり。

かつおさんも幡野さんもスゴいな。
(写真じゃないけど、岸田奈美さんと、
 りゅーとりっくすさんもやっぱりいい。)

帰京組の乗組員が、東京につくまでの間の
ひとりふりかえりをさせてもらいました。
乗組員って言葉、好きだな。