翻訳家・松岡和子さん満面の笑み。
先週の日曜日、
シェイクスピア全作品完訳をお祝いした
ほぼ日の學校イベントでの一幕です。
旧満州で生まれ、
戦後苦難の引き揚げを味わい、
お父様が旧ソ連に11年間も抑留された
松岡さんの生い立ちから今までを
冒頭、俳優の内田健司さんが
紙芝居で紹介してくださいました。
最初の『間違いの喜劇』
一幕一場第一行を訳しはじめてから28年。
完訳までを振り返りながら、
人生の時々で響きや味わいを変えながら
松岡さんの歩みを支えてくれた
シェイクスピアの言葉について
たっぷり語っていただきました。
「ああ、必要を言うな。
どんなに卑しい乞食でも
貧しさのどん底に何か余分なものを
持っている」という、リア王のセリフ。
コロナ禍のなか、どうしてこの言葉が
松岡さんの心をとらえたのか?
あるいは、ハムレットの
「覚悟がすべてだ」というセリフ。
訳したときには気にとめなかったのに、
夫・陽一さんが食道癌の宣告を受けてから
見送るまでの間、
この言葉を自分に言い聞かせる
「頻度」と「強度」がどれだけ増えたか――。
興味の尽きないお話ばかりです。
このイベントの様子は
1時間45分、ノーカットで
有料配信にてご覧いただけます。
視聴期間は6月10日午前11時まで。
どうぞお見逃しなく!
先週の日曜日、
シェイクスピア全作品完訳をお祝いした
ほぼ日の學校イベントでの一幕です。
旧満州で生まれ、
戦後苦難の引き揚げを味わい、
お父様が旧ソ連に11年間も抑留された
松岡さんの生い立ちから今までを
冒頭、俳優の内田健司さんが
紙芝居で紹介してくださいました。
最初の『間違いの喜劇』
一幕一場第一行を訳しはじめてから28年。
完訳までを振り返りながら、
人生の時々で響きや味わいを変えながら
松岡さんの歩みを支えてくれた
シェイクスピアの言葉について
たっぷり語っていただきました。
「ああ、必要を言うな。
どんなに卑しい乞食でも
貧しさのどん底に何か余分なものを
持っている」という、リア王のセリフ。
コロナ禍のなか、どうしてこの言葉が
松岡さんの心をとらえたのか?
あるいは、ハムレットの
「覚悟がすべてだ」というセリフ。
訳したときには気にとめなかったのに、
夫・陽一さんが食道癌の宣告を受けてから
見送るまでの間、
この言葉を自分に言い聞かせる
「頻度」と「強度」がどれだけ増えたか――。
興味の尽きないお話ばかりです。
このイベントの様子は
1時間45分、ノーカットで
有料配信にてご覧いただけます。
視聴期間は6月10日午前11時まで。
どうぞお見逃しなく!