ただいま製作中!ただいま製作中!

2018/02/27 22:40
akiko.kusaoi

話し言葉と
書き言葉。
その折衷は、
どうなったのか?

ほぼ日の学校
シェイクスピア講座
第4回、橋本治さんの講義が
さきほど終了しました。

とても簡単には要約できない
橋本さんの大きな思想が
教室をすっぽりと
包み込みました。

坪内逍遥が訳して自ら朗読した
「ヴェニスの商人」を
聴いたあと、明治の人々が
いかに西洋を取り込んだか、
「新しい」ものを作ろうとして
何が失われていったのかを
詳しく話してくださいました。

「大きな風呂敷を広げちゃった。
日本語には書き言葉と
話し言葉があるんです。
それをどう折衷させるのか。
それは果たして
うまくいったのか、
いかなかったのか、という
話なんですよ」

さりげなく話す橋本さんですが、
ひとつひとつの言葉の背景に
長年の思索のあとがにじみます。

最後にアフタートークをした

は、
「1人1人を立ち往生させる
ような話に富んでいましたね」と
締めくくっていました。

今日もまた、このさき何度も
思い出しては噛みしめるだろうな
と思う体験となりました。